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「女偏」にまつわることについて考えること。

今回のね、「漢字」について調べてみる
リッシンベン調査団では、たとえば漢字では、
「女偏」に「子」と書いて【好き】
って書くけれども、この逆の意味として、
「女偏」に「兼」と書いて【嫌い】
とも書くのだから、どちらとも、
「女偏」なのはどうしてなのでしょうか。

たとえば、
「女偏」に「喜」と書いて【嬉しい】
というのも書くけど、
「女偏」に「疾」と書いて【嫉み】
「女偏」に「石」と書いて【妬み】
と書いたり、はたまた、
「女偏」に「眉」と書いて【媚びる】
「女偏」に「夭」と書いて【妖しい】
とも書かれるのは、たとえば、
昨今言われるジェンダーの観点においては、
どのように考えられるのだろう。

そして、また、
「女偏」に「良」と書いて【娘】
「女偏」に「臣」と書いて【姫】
「女偏」に「己」と書いて【妃】
「女偏」に「家」と書いて【嫁】
「女偏」に「胥」と書いて【婿】
「女偏」に「古」と書いて【姑】
「女偏」に「少」と書いて【妙】
「女偏」に「又」と書いて【奴】
「女偏」に「生」と書いて【姓】
「女偏」に「口」と書いて【如し】
「女偏」に「台」と書いて【始める】
「女偏」に「支」と書いて「舞妓さん」の【妓】
「女偏」に「某」と書いて「媒酌」の【媒】
「女偏」に「昏」と書いて「結婚」の【婚】
「女偏」に「壬」と書いて「妊娠」の【妊】
「女偏」に「辰」と書いて「妊娠」の【娠】
などなど、これらの「女偏」の他にも、
【怒る】【努める】【委ねる】【姿】【要】【婆】
というような、「女」の形が、
別の位置にある漢字もさまざまあって。

そのことを考えると、この逆に、
「男」が入る漢字ってば、
【甥】とか、【舅】とか、あとは、
【嬲る】と【嫐る】とかしか思いつかない。

あっ、そういえば【虜】があったなあ。

性別的に、
男性がどうで、女性がどうで、というのは、
ぼくは特に思わないけれども、
漢字的には「男」よりも「女」の形のほうが、
より多く使われていて。
それは、ぼくがふと考えるのは、
たとえば、身体的な「性別」ではなく、
だれしもの人の中にある
「男性性」及び「女性性」というもののうち、
「女性性」が、感情や関係や状態を司る。
というふうに考えられるでしょうか。

「男性性」の感情って、漢字的には、
【虜】しか無いから。

あとは、たとえば「女偏」の漢字を
すべて「男」に変えようとしてみても、
【男子】【男兼】【男喜】【男疾】【男石】【男眉】
【男夭】【男良】【男臣】【男己】【男家】【男胥】
【男古】【男少】【男又】【男生】【男口】【男台】
【男支】【男某】【男昏】【男壬】【男辰】などなど、
これらを目を細めてひとつの漢字に見ようとしても、
なんだか、かなり、堅い、というか。
そう思えば、
「女性性」は、柔らかさ、と申しますか、
うまく言えないんですが、
柔軟さ、と申しますか、対応力、と申しますか、
漢字的に考えるとすれば、そういうのが、
見受けられるやもしれない。

そんなような、ぼくとしても、
「女性性」を養うことができたら。。。

令和3年11月13日


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