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サイレン。

ぼくの住んでいる愛知県豊橋市では、
追悼のサイレンが、年に幾度か鳴ります。

それは、たとえば、
「東日本大震災」の地震が起きた「3月11日14時46分」、
「広島」への原子爆弾投下の「8月6日8時15分」、
「長崎」への原子爆弾投下の「8月9日11時2分」、
「全国戦没者追悼式」に合わせられた「8月15日正午」、
という、ぼくの記憶ではこの四度、
アナウンスにつづきサイレンが鳴り、黙祷をする。

このときにね、なんだか、ぼくとしては、
「東日本大震災」の時刻に
サイレンが鳴るとするならば、たとえば、
「阪神・淡路大震災」の時刻では、サイレンは
鳴らされないのかなあってのも思ったりする。

そう考えてみると、
東日本大震災の起きる前には、
災害や戦争における追悼のサイレンって、
どうだったんだろう?! というのも、
あんまり思い出せないな。
ぼくの地区では、いつごろだったか、
近所で防災無線の機械が設置されて、
その無線機からサイレンが鳴らされるですが。
市のWEBページを見てみれば、
平成17年〜22年のあいだで市内のほぼすべての
無線機が整備されている、らしいですが。
これは、東日本大震災の起きる前のことなので、
以前まではどうだったのでしょうか。

「東日本大震災」の地震の時刻には
追悼のサイレンが鳴るともしても、
「阪神・淡路大震災」の時刻は、
ぼくらの地域では、鳴らされない。
「新潟県中越地震」や、
「熊本地震」や、
「北海道胆振東部地震」でも、鳴らされない。

災害以外で、戦争に関してでも、
広島、長崎への原爆投下、および、
玉音放送の時刻にサイレンは鳴るとしても、
ほかの日の時刻には鳴らされない。

たとえば、ぼくの先日のブログでは、
ぼくが住む豊橋での空襲についてのことも
すこし書いたですが。
インターネットによれば、豊橋空襲は、
本日6月19日の深夜から20日未明にかけて。
とのことで。ぼくはさ、空襲があったことは
聞いていたけれども、実際の日にちは、
ブロクを書くため調べるまで知らなかった。

Wikipediaの「日本本土空襲」の欄の
「空襲一覧」によれば、
同日には、静岡市、福岡市。そして、
前日には、浜松市、四日市市にて大空襲があった。
とのことでして。また、総務省のWEBページの
「豊橋市における戦災の状況(愛知県)」によれば、
市民は、前日の浜松・四日市の空襲から、
つぎは豊橋の番だと予感した。と記される。

この地元にて空襲があった日で、
サイレンが鳴らされないならば、
この日にサイレンを鳴らしたほうが、よい、
というのは、思わない。ってゆうか、
その、何が是で何が非なのかの判断は、
ぼくにはわからないけど。

この日にはサイレンは鳴り、
この日ではサイレンが鳴らない、というような、
どうしても区別が起きてしまうことは、
いたしかたないのだろうか。
とは想ってしまうの。

雨降りの日の中、きょうは、
もうちょっとだけこのことを考えてたいなあ。

令和3年6月19日


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