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肯定形の祈り。

ぼくは、祈る。

祈ったって、
どうしようもない、とか、
祈ることしか、
できない、とか、
そういうことは思わずに、祈る。

とは言ってみても、
祈ることには強い力があって、
祈れば、すべて、うまくゆく。
というところまでは思えていないけれども、
でも、祈る。

そういうような、
「祈る」ときには、
ぼくの中でひとつ約束事があって。
それは、以前、
糸井重里さんが著書の中で書かれていた、、

サイコロ振るときに「1が出ませんように」というふうに、
起こってほしくないことを強く念じるのはダメだよ。
(糸井重里さん著『ふたつめのボールのようなことば。』108頁より。)

‥‥のことと関連しているのですが。

たとえば、
大きな自然災害があったときには、
「これ以上、被害が大きくなりませんように…」
というような、祈り方は、したくない。
「被害が大きく」というような、
起こってほしくないことを、
文末では否定形にしたとしても、
それを、ことばにできたくない。

逆を言えば、
否定形の祈りでなく、
肯定形のことばで祈りたい。

どうか、ご安全で。
どうか、大丈夫で。
どうか、無事で。
どうか、平穏で。
どうか、健康で。
と想いながら、祈りたいの。

ただの気休めだ、
とも言えるやもしれないけど、
それでも、ぼくは、祈る。

この祈りのことを、
もっと生活的に言えば、
たとえば運転中にね、すこし急いでいて
この先の交差点の信号が変わってほしくないときには、
「赤にならないで!」と念じるよりも、
「青で」「青で」「青で」と願う。みたいな。。。

どうか、安全運転で〜!

令和4年1月17日


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