考えられない、わからない、言えない。
安倍晋三さんの国葬儀について、
ずっと、考えている。
ぼくとしては、
「賛成」とは申し上げられず、
とは言っても、きちんとした
「反対」の意見を言えるかどうか、
ってゆうのも、むつかしくって、
ネットやニュースやコメントでSNS等で、
調べたりもしながら、でも、
どう考えたらよいのやら、
まだ、よく、わからない。
たとえば、
内閣の持つ行政権とは、
「法律に沿って政策を実行する」
ということなのだとは存じますが。
国葬を執り行うための「法律」として、
内閣府設置法の第4条3項33号
【国の儀式並びに内閣の行う
儀式及び行事に関する事務に関すること。】
を根拠とされていて。
でも、ともすれば、
どうして、これまで、
この法律の条項を根拠として、たとえば、
内閣総理大臣経験者の国葬が行われなかったのか。
そして、これからも、
この法律を根拠として、どんどん、
国葬が行われるようになるのでしょうか。
内閣府設置法では、、
第三条 内閣府は、内閣の重要政策に関する内閣の事務を助けることを任務とする。
第四条 内閣府は、前条第一項の任務を達成するため、行政各部の施策の統一を図るために必要となる次に掲げる事項の企画及び立案並びに総合調整に関する事務をつかさどる。
第四条 2 前項に定めるもののほか、内閣府は、前条第一項の任務を達成するため、内閣総理大臣を長とし、前項に規定する事務を主たる事務とする内閣府が内閣官房を助けることがふさわしい内閣の重要政策について、当該重要政策に関して閣議において決定された基本的な方針に基づいて、行政各部の施策の統一を図るために必要となる企画及び立案並びに総合調整に関する事務をつかさどる。
第四条 3 前二項に定めるもののほか、内閣府は、前条第二項の任務を達成するため、次に掲げる事務をつかさどる。
第四条 3 三十三 国の儀式並びに内閣の行う儀式及び行事に関する事務に関すること。
‥‥とのように規定されていて。
ここでの「内閣の重要政策」とは、
それが重要政策なのかどうか、を、
内閣が決めるのだとすれば、
内閣で「内閣の重要政策」だと決めたならば、
内閣は、国葬だけに限らず、
儀式でも、行事でも、
なんだってできる、ということなのかなあ。
そう思うと、なんだか、
権力による強さのようにも感じられて、
こわい、とも、思ってしまう。。。
そしてまた、
政治家と旧統一教会との関係性について、
ということも、ぼくには、問題の規模が、
あまりにも大きすぎて、
あまりにも複雑すぎて、
どう考えたらよいのか、
どう言えばよいのか、
わかっていない。
ひとつ、思うのは、
安倍晋三さんが銃撃され亡くなられ、その後、
容疑者が話したとされる動機によって、
政治家と旧統一教会との関係性のことが、
テレビや新聞のニュースでも、
大きく取り上げられるようになった。
でも、もしも、
安倍晋三さんの事件の以前から、
政治家と旧統一教会との関係性に関して、
テレビでも、新聞でも、あらゆるメディアでも、
現在のように報道されていたとすれば、
事件は起きなかった、
とも考えられるのかなあ?????
でも、こう考えるとしたら、
テロリストであると言える容疑者の文言を
信じる、及び、肯定する、という文脈にも
なるのやもしれないので、さらにまた、
どう言えばよいのかわからないのですが。
たとえば、以前から、
宗教に関する問題を、
政治家や政府や与党や自民党も、
積極的に取り上げようとされていたならば、
事態は変わっていたやもしれない、
と思うと、あまりにも、かなしい。
宗教に関する問題、
とは言ってみても、たとえば、
旧統一教会の活動に関して、
ぼくはちゃんとしたことは存じ上げないので、
何も申すことはできないのですが。
宗教について、
日本国憲法第20条における
「信教の自由」及び「政教分離の原則」のことを
どう考えられるか、というのも、ぼくには
きちんとしたことは言えない。また、たとえば、
安倍晋三さんの国葬に関してのことで言えば、
日本国憲法第14条における
「法の下の平等」のことも言われていると存じますが、
それらも合わせて考えようとしてみても、
ぼくには、やはり、
物事が、とても複雑で、
考えられない。
世界とは、
どのようになっているか、
というのも、
ぼくは、まったく、わからない。
そういうようなことしか、
ぼくには言えないんだな。
令和4年9月22日