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変えたり。変わったり。

あるころ、友人から、
「お前、変わったな。」と言われた。
そのときに、ぼくは、
「変わったんじゃなくて、変えたんだよ。」
と言ったんだった。

おそらく、こういう
「変わった」ってえのはさ、
良いふうに変わったのではなく、
どちらかと言えば、悪いふうになったときに
言われることばだとは思うけれども。
そういうような、じぶんが
悪いふうに変わってしまった、としても、
ぼくとしては、
変わらざるを得なかった、というか、
自発的に、変えざるを得なかった。
って、そのときに思ったんだった。

出典元は憶えていないのですが、
なにかの書籍の中では、
「深い孤独は、その人の精神を蝕む。」
のようなことが記されていて。
前回のブログでも書いたけれども、
ぼくはある時期、半ひきこもりの生活をしていて、
友人からそう言われたのは、
そのころだったんだけれども。
じぶんから、自発的に、
変えざるを得なかったと思っていたのは、
でも、じつは、ほんとうは、孤独によって
じぶん自身が蝕まれた。
という言い方も、あるやもしれないか。

けれども、たとえば、
これまでのままではいられない、
というような状況のときには、
良くも、悪くも、
変えたり、変わったり、
変わらないところもあったり、
するものだと思うのよね。

そしてそこから、また、さらに、
良くも、悪くも、
変えたり、変わったり、変わらなかったり、
の中で、じぶん自身の、
良いところは悪くなり、
悪いところはそのままに、というふうに、
じぶんがどんどん駄目に成っていってしまったとしても、
おれは、おれか。と思えたいわ。

令和3年9月17日


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