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風が吹いていた。

コンピュータとキーボードの前で座りながら、
きょうはこのブログで何を書こうか?
と考えるようにして、
ふと、目を瞑ったら、外からは、
風の音が聴こえてきた。

きょう、外では、
風が吹いていたことに、
今まで気がつかなかったな。

その風は、
音を聴くからに、
強風や暴風では無いにしろ、
そよ風や微風でも無い、というような、
きょうは、そんな風が吹いている。

目を開けて、その
風が吹いている外を向くと、
風に吹かれながら、
木の葉っぱが揺れている。

そして、風は、
電線を揺らしている。

ここからは見えないけれど、
きょうの風は、そのほかに、
何を揺らしているんだろう。

となりのおうちでは、
洗濯物が揺らされながら、
都会では、
この風はビル風になって、
あちらへ歩く人には向い風、
そちらへ歩く人には追い風となりながら、
さらに、風は、
グラウンドで走る少年の
帽子を飛ばしているんだろうか。

ビニール袋も、
植物の種子も、
蝶も、
鳥も、
雲も、
飛行機も、
ミサイルも、
この風に吹かれながら、それらは、
どこへたどりつくものか。

海では、
どんな匂いの潮風が、
吹いているのでしょうか。

コンピュータとキーボードの前で座るぼくには、
その答えなんて、
なんにも、わからないな。

令和4年5月8日


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