おおよろこびできないな。
たとえば、なにかに選ばれたり、
入学試験や就職試験で合格したり、
役どころを任されたようなときには、
これまでの成果やじぶん自身の実力が、
認められた、ということなので、
よろこばしいことだ。
でも、そのよろこばしいのもつかのま、
選ばれたあと、合格したあと、任されたあとには、
それが、大役ならばなおさらのこと、
困難も待ち構える。
困難が待ち構える、ともすれば、
じぶんが選ばれたときにはさ、
じぶん自身が選ばれたことを、
おおよろこびできないな。
どちらかと言えば、
あぁー、選ばれたのかあ。ありがたい!
でも、そうなると、
これからがたいへんになるなあ。
くらいに思うほうが、
ちょうどよいのかもしらない。
なんだか、そこで、
おおよろこびしてしまえば、これから
あたりまえのようにやってくる困難に、
たちむかえなくなる。みたいなことも、
あるような気がしているの。
ぎゃくに、おおよろこびをすることで、
もっともっと、さらに、さらに、
困難が押し寄せてくる。ってえことも、
ひとつのストーリーとしては、
ありうるやもしれん。
また、選ばれなかった側の人の気持ち、
というのもあると思われるし。ならば、
ひとめをはばからずによろこぶよりも、
じぶんの心のうちではガッツポーズしながら、
目と身体はすこし遠くを見据えながら、
ひそかに気合いを入れなおす。
そのくらいのほうがさ、いろいろ、
うまくゆくのかなぁー。
どうしたら、問題解決のアイデアは、
考えられるかなあ?????
令和3年6月18日