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小さな歯車。

子どものころ、おもちゃみたいな
時計か何かの物を分解して、
中身は、こうなっているんかあ!
って思いながら、あそんだ記憶があるけれども。

とくに記憶にあるのは、そんな
おもちゃみたい時計か何かでも、
いくつもの歯車が入っていて。
その歯車がかみあわさり、回ることで、
時計か何かの針がうごく。そういうような、
歯車と歯車と歯車が、
うまいこと、かみあわさるのが、
おもしろいなあとも思ったし、はたまた、
うつくしいなあと思ったんだった。

そういうふうに考えてみれば、たとえば、
「社会の歯車」
ということばもあるですが。
「社会の歯車」の一員になんか、
なりたくねえわ!!! なんてことも、
若いころに思ったこともあるけど。
ある意味ではさ、
「社会の歯車」もわるくない、ってゆうか。
もっと言えば、
精密機械の歯車がかみあわさるような、
うつくしさもあるんかもしれないな。

「社会の歯車」ってえのは、
「社会人」的な仕事のことだけに限らず、
だれかから影響を受けながら、そして、
だれかへと影響を与えている。みたいな。
そもそもを言えば、
社会で暮らしていれば、
社会のインフラを享受しているわけだから。
そうやって暮らしているだけで、
「社会の歯車」のメンバーだとも言える。

「歯車」のメンバーとして、
かみあわさりながら、
ふれあいながら、
ときには、ぶつかりながら、
過ごしているんだけれども。

現在のパンデミック禍では、なかなか、
社会的にも、経済的にも、暮らし的にも、
「歯車」はうまいことかみあわさらずに、
回ってゆかない。
みたいなこともあるんだろう。。。

みたいなことをねえ、
Mr.Childrenの新AL『SOUNDTRACKS』収録曲の
『The song of praise』を聴きながら、
考えていたのよね。

誰もひとりじゃない
きっとどっかで繋がって
この世界を動かす小さな歯車
誰もひとりじゃない
だからどっかでぶつかって
この世界で藻掻く小さな
そう小さな歯車
【The song of praise/Mr.Children】

曲の大サビで歌われている
“小さな歯車”
のところはさ、言われているのは
あたりまえみたいなことなんだけれども。
メロディーと歌と演奏があいまって、
なんだか、なんど聴いても、
ぐっとくる〜。

子どものころに見て、
おもしろい、うつくしい、と感じた、
おもちゃの時計の「歯車」のように
生きられたら。。。

今僕が立ってる居場所を 憎みながら 愛していく

令和3年3月3日


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