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なんだって言えるか。

ことばを、
言おうと思えば、
なんだって言える。

それは、たとえば、
思想のことでも、
哲学のことでも、
経済のことでも、
社会のことでも、
事件のことでも、
善悪のことでも、
身体のことでも、
流行のことでも、
情勢のことでも、
宇宙のことでも、
どんなことでも、
言おうと思えば、
なんだって言えるだろう。

でも、やっぱり、
ぼくには、それらのことを、
言おうと思っても、
かんたんには言えないな。

ことばを言うことは、
かんたんなのだとしても、
でも、やっぱり、
むつかしい。

たとえば、
なにかを言おうとしても、
受け売りのようになってしまうだろうし。
そもそも、まずは、
受け売りのことばを言うにも、
「受ける」ことをしないといけないんだから、この
「受ける」ということがさ、
じつは、むつかしかったりする。

ちゃんと聞いたり、
ちゃんと読んだり、
ちゃんと見たり、することは、
かんたんじゃあない。

受け売りではなくって、
真似ごとでもなくって、
じぶんで思いついて、
じぶんで研究して、
じぶんで考えて、
じぶんのことばで言うことは、
もっと、むつかしい。

いや、
「むつかしい」と言うよりもね、
そんなことが、
はたして、可能なんだろうか?!
とも思ってしまうんだな。

そんなじぶんでも、なにか、
かろうじて言えることって、
なんだろう? と思いながら、
日々、ブログを書けたい。

令和4年9月19日


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