私と生涯学習

講演『私と生涯学習』

以前のときにはいつごろnoteへ書いたんか、ってえのは、
ちょっとおぼえておりませんが。ひさびさにね、
「吉本隆明さんの講演を聴きました」シリーズを
ブログへしるしたいとぞんじます。

こんかい聴きました吉本隆明さんの講演は、
ほぼ日刊イトイ新聞の「吉本隆明の183講演」より、
平成5年10月3日・文京区女性センターで行われました

『私と生涯学習』(A158)

です。この講演は、さくねんの夏ごろ、
このnoteにてゆっくりじっくり聴きました
『現在をどう生きるか』という講演のとある箇所で、
吉本さんがおっしゃっておりました
「芹沢さん」「藤井さん」というお名前をね。
ネットで検索するとヒットしました
芹沢俊介さん・藤井東さん共著『いじめの時代の子どもたちへ』
という本を図書館で借りて読みまして。
この書籍で、吉本さんのこの講演『私と生涯学習』が
紹介されておりましたので、聴こう! と思ったの。

でも、たしか秋ごろから講演を聴いていながらも、
なかなかブログへは書けなくって。。。

‥‥という前置きはこのくらいにいたしまして。
講演の内容を申しあげますと、まずは、、、

「生涯学習」ということばにおける「学習」とは、
「学校の勉強」とはちがう。

と吉本さんおっしゃいます。それはつまり、
「叡智(えいち)」である。と。つまりは、
「知識」でもない、「学識」でもない、「見識」でもない、
そういう「叡智を持つ」ということが、
一生勉強する大きな目的なのかな。と。

そして、むしろ、学校を卒業してからが、
生涯学習の「はじまり」なのではないか。

という。。。

この「叡智」とはさ、ぼくのなかでは、
「とても大きな知恵」みたいなことだと思うけれども。
なんだか、すてきな考えだなあ。と想ったの。

また、講演は「子どもの教育」についても触れておられて。
たとえば「学習塾」についてのお話しはさ、
ぼくも塾講師のバイトをしているもんで
関心がふかかったり。

そして現在では、「なんのために働くのか?」と言えば、
「子どもの教育」のために働く社会になっている。
それは、「エンゲル計数」とはまたちがう尺度である
「エンゼル計数」、つまり「天使」の計数、
つまり、子どもの養育費が家計費のうちの
どのぐらい割かれているか。を見るとわかるそうですけど。

これも、なんだか、なるほどぉ、と思いました。

それから「生涯学習」の「生涯」ということばは、
「生まれてから死ぬまで」ではなくって、
母親のお腹のなかにいる「胎児期」より始まるんだ。
というのは、吉本さんが
いろいろなばめんでおっしゃっているとはぞんじますが。

そういう「胎児期」より始まる
人間の「精神の問題」や「こころの問題」というのは、
そのいちばんの隘路(あいろ)が、
「中学生ごろ」におとずれる。

というのも、そうかもしれないなあ、って感じたです。

そこから、
「シモーヌ・ヴェイユ」「ヘーゲル」「ルソー」という
思想家の思想のお話しはぼくにはむつかしかったですが。
もっと、ちょっとだけでも知ってみたいなあ。
とも思ったり。

そして、やはり、吉本さんのおっしゃる
「叡智」
についてを考えつづけてゆけたらなあ。
って思いましたです。

そんなこんなの感じでぇー、
つぎは、吉本隆明さんのどの講演を聴きましょう。。。

平成31年2月4日


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