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いちずな星。

先日放映の「M-1グランプリ2021」にて、
トップバッターでしたモグライダーの漫才を見てから、
そのネタのモチーフとされていた
美川憲一さんの『さそり座の女』のことを、
あらためて考えているの。

モグライダーの漫才では、
『さそり座の女』という曲の歌い出しが、
【いいえ 私はさそり座の女】
となっているのは、美川さんが歌われる直前に
「星座」と「性別」と訊ねてきた人がいて、
それが、外れていたから
「いいえ」と答えている。という。

そう言われてみれば、でも、たしかに、
曲の歌い出しが「いいえ」から始まるって、
不思議、というか、おもしろい、というか、
なんだかそんなこと考えたことなかったなあ。

モグライダーの漫才では、
その訊ねてきた人が、最終的に
「さそり座」と「女性」を言い当てたことによって
【そうよ 私はさそり座の女】
と歌い始めることができる、というネタだったのですが。
漫才を見てから、じつはこれまできちんと
『さそり座の女』を聴いたことなかったので、
(コロッケさんのモノマネのイメージが大きかった。)
この機会にあらためてよくよく聴いてみると、
【いいえ 私はさそり座の女】
から始まる歌が、そのあとでは、
【そうよ 私はさそり座の女】
という、「いいえ」から「そうよ」へと
変化してゆくストーリーだったんだねえー。

さらにはさ、そう言えば
実物のサソリって見たことないのですが、
歌の中にも登場する「毒」のイメージもありながら、
はたまた、黄道十二星座の星座の中でも
「さそり座」というのは、
名称を見るからにして、強そう、と申しますか。
その「強さ」のことを、曲の歌詞の最後では
【さそりの星は いちずな星よ】
と表現されているのが、かっこいいな。

ぼくの生まれの星座は、
「魚座」なのですが。
「魚座」とは、魚のように、
自由に泳ぎまわりたい、的な、星なのだろうか。

令和3年12月27日


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