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春に成りかけのころ。

自宅のお庭の鉢植えでは、
青くて小さいお花が咲いていた。

土に刺さっている札を見てみると、
名称は「ヒナソウ」とのことで、
まさに、お花が雛のようでかわいい。

春を間近にしながら、
みんなで歌を歌っているようだ。

ヒナソウのおとなりでは、
2週間前くらいのときは元気に咲いていた
クリスマスローズのお花が、
すこしずつ、その色が褪せてきた。

クリスマスローズのね、
ふっくらとした丸いお花の形が好き。

そういえば、
クリスマスローズって、
この春に成るころの時期に咲くのに、
どうして「クリスマス」なのか?
というのは、よく知らない。

クリスマスローズのお花は、
咲きごろのピンクの色も、
もうすぐ散ってしまうころの褪せた色も、
どちらも淡い感じで好きだなあ。

淡くてやさしげなお花に、
ちょっと、手で触れてみたくなる。

お花や、葉っぱや、木や、植物に、
触れようとするときには、
どことなく緊張する。

この人はぼくに触れられることによって、
どのように感じるだろうか?
って、想いながら、
なるべく、やさしく、触れようとする。

葉っぱの場合は指先で、
木の幹の場合は手のひらで、
触ろうとするけれど、
お花の場合には、もっと、やらかく、
手の甲の側で触れたい。

そうして、触れながら、
生命力を感じたい。

春に成りかけの今のころ、
なんだか、そんなことを思いました〜。

令和4年3月22日


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