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戦略的な「パス」だけではなくって。

さくじつのブログでは、
オセロとか、将棋とか、麻雀とか、トランプとか、
ふたりで、もしくは、複数人で対戦をするゲームでは、
それぞれの人の「番」が、
かわりばんこでやってくる。ってゆうことから、
考えることを書いたのですが。

そこからさらにもうちょっとだけ、
「番」について考えてみると、たとえば、
それらのゲームによっては、
「パス」があるものがある。

オセロでは、
次の手を打つ場所が無ければパスとなる。
将棋では、パスは
ルールとして認められていないけれど、
「待った」という語句もあるし、また、
パスをするみたいに同じ手が何度も続いたら
「千日手」として無勝負となる。
麻雀でも、パスはないけど、
必要のない牌を山から取ってきたときに
「ツモ切り」をするのはパスに近いかな?
トランプでは、ゲームによって
パスがあるものとないものがあって。
「大富豪」や「七並べ」では、
場に出せるカードが手元に無ければ
山札から一枚引いて、
そのカードも場に出せなければパスとなる。
ってゆうのが、基本ルールだけれども、
場に出せるカードが手元にあったとしても、
それを出したくない場合でもパスができる。

この、
「それを出したくない場合でもパスができる」
というルールって、かなり、
戦略的な要素があって。
たとえば、大富豪ならば、
「ペア」や「階段」のカードをくずしたくない、とか、
「ジョーカー」や「2」、もしくは
八切りのルールがある場合には
「8」という、切り札になるカードを
重要な場面のために取っておく。
七並べならば、
各プレイヤーに与えられる
パスの上限が決められているからこそ、
場には出せるけど、パスをすることによって
相手のパスを誘引させて、
相手を追い込んでゆく、というような、
かなりいやらしい作戦もできる。

対戦ゲームにおける「パス」とは、
じぶんの番がやって来たときに、
じぶんが動かなければならない場面において、
でも、じぶんが「動かない」ほうが
都合がよい、みたいな、つまりはさ、
「キープ」をすること、言い換えれば、
じぶんの状態を「保つ」ことだと思うのね。

そして、ここでまた、
さくじつのブログのことに戻るんですが。
さくじつでは、交代でまわってくる「番」とは
対戦ゲームだけでなくて、
「会話」や「行動」にも、
あるんじゃあないかなあ? とも書いたので、ならば、
この「パス」というのも、そういうような
「会話」や「行動」にも、
あるんではないか?! って考えてみたいの。

でもそれは、対戦ゲームみたく、
じぶんが勝つためのパスや、
じぶんが優位になるためのパスのような、
戦略的な「パス」だけではなくって、はたまた、
じぶんが動くべくときに、
じぶんが動けない、というものでもなくって、
なんだろう、その場が
よいふうになるために、
あえて、じぶんが「パス」をする、
ということもあるやもしれないなあ。

って思いながら、ぼくには
そんな器用なことはできていないんだけれども。
でも、「会話」や「行動」には、
対戦ゲームのようなルールが存在しないからこそ、
じぶんなりの行動の指針(?)が必要になる、
とも言える、というか。
このへんはね、まだ、考え始めたばかりで
よくわかっていないんですが。

なんてゆうんだろう、たとえば、
「あいづち」ってゆうのも
「パス」のひとつかもしれないな〜。

令和4年11月28日


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