見出し画像

「米」と「之」と「言う」はなぁんだ?

前回noteでの、
こんげつの「リッシンベン調査団」では、
【米】という漢字について書きましたが。
この機に、この
【米】という形がついている漢字もね、
いろいろ捜してみまして。

たとえば、
【米】に関連するもので言えば、、

【粥】【粉】【糧】【糊】【麹】【糠】【糖】

などなどでしょうか。
このほかにも、、

【類】【精】【奥】【鞠】【糞】

という漢字にも
【米】が入っているし。なぜだか、
【糞】の中にも入っていたし。
いや、でも、これはちょっと、
わかるような気もするかな…。

そして、
「気」という形の中がさ、
「メ」ではなくて【米】になっている
【氣】という漢字もございますし。

はたまた、
【隣】や【鱗】というような、
偏がちがうシリーズ〜。

また、たとえば、
【歯】の中にも入っているので。
「年齢」の【齢】の字にも
【米】が入っているー。

ごはんをたべたい。。。

熟語系で言うと、
【酒粕】というのも
【米】に関する漢字であるし。
また、
【化粧】【粗品】【楼閣】【燦然】【刺繍】【自粛】
などなど。【自粛】にも、
【米】が入っているのは、
なんでだろう???

動詞や形容詞の類ならば、
【粘る】【粗い】【断る】【掬う】【迷う】
という、この最後の【迷う】に、
「ごんべん」をつけると
【謎】になりますが。

どうして、
【米】に「しんにょう」をつけたら
【迷】で、その
【迷】に「ごんべん」をつけたら
【謎】になるか?
ってえのも、謎なのですが。

白川静先生の『常用字解(第二版)』でも、
そのあたりのことは書かれていなくて。
この謎は、横へ置いときつつ。
この【謎】を、
『常用字解』で見てみると、、

【謎】 メイ/なぞ
音符は迷(めい)。[説文新附]三上に「隱語(いんご/なぞ)なり」とあり、「なぞ、なぞなぞ」をいう。中国では、酒の席での戯れ、遊びとしてよく行われたもので、文字捜しの類である。「門東の艸(くさ/草)」で蘭(らん)の字を当てさせるようなものである。国語では「なぞ」とよみ、実体がわからないことの意味に用い、謎に包まれた事件のようにいう。

中国では、
お酒の席での遊びとしてよく行われていた
「文字捜し」のことを、
【謎】と呼ぶ。とのことでして。

「門東の艸」はなぁんだ?

みたいな。でもでも、
この「文字捜し」のクイズのように、
漢字って、いろいろな漢字と漢字が、
組み合わさってできているから。
見たことのない漢字だとしても、
何と何が組み合わさっているか、で、
その字の意味がなんとなく分かる。
ということもあるよねえ。

こんかいはさ、
そんなことを想いました〜。

令和2年10月14日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?