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定まりがちな性質のぼくだからこそ。

このブログを書くときに思っているのは、
なるべくいろいろなことを書きたい!
というものでして。たとえば、
抽象的なことも、具体的なことも、
精神的なことも、理屈的なことも、
どんなことでも書けたら、と思っているけれども、
実際はなかなかむつかしい。
なぜ、なかなかむつかしいか?
を考えてみるとね、つまり、ひとりの個人が
思って、そして、書こうとするような事柄は
どうしても定まって来てしまうものであって、
言い替えれば、どうしても
収束してしまうものだから、
なのだと思うのよね。

ってゆうような理屈的なことを書きながら、
ならば、ぼくとしてはその
定まってしまう、及び
収束してしまうようなじぶん自身を、
開いてゆけたら、とは考えているの。

このときにね、じぶん自身の中で
できそうなことと言えば、
いろいろなものごとを見る、だと思う。

とは言えども、そういうような
「いろいろなものごとを見る」
というのもけっこう限界がある、というか。
「なにを書くか」と同様に、
「なにを見るか」というのも、どうしても
じぶん自身の趣味や嗜好によって、
定まって来てしまったりするものであるから。

ぼくは、どちらかと言えば
趣味及び嗜好には保守的な傾向があって。
たとえば、広く浅くというよりかは
好きなものを狭く深く見る、というパターンが多い。
もしくは、食事をするお店だっても
いつも行くところへよく行く、みたいな。
これはもう、ぼく自身の
性格かつ性質なのだからしょうがない、
とは思いつつ、でも、ある意味では
これではつまらない、って感じるふしもある。

だからこそ、どうすれば、そういうような
じぶん自身の嗜好が定まらないか?!
を考えることは、ぼくにとっては
かなり喫緊な問題なのだと思うけれども。
そんな定まりがちな性質のぼくだからこそ、
まあ、なかなか、むつかしいと思える。

たとえば、思いも寄らなかったものを見て
(あ、これ!)みたいなふうにして、
ときめく、ということが少ないのか、それとも、
行こうと思っていた道を、ふと
曲がって反対の方向へと行ってみる、
みたいなこともできにくいんだから。

そんなときにね、
ぼくができそうなことと言えば
「おすすめ」を見る、的なことでしょうか。
音楽で言うとすれば、たとえば、
大好きなミュージシャンさんがおすすめされている
音楽作品を聴いてみる、とか、もしくは、
文学作品の文章の中で登場している
作品を鑑賞してみる、とか、そのほかでも
おすすめや作品の中や紹介によって知って、そして
それから好きになったことはたくさんある〜。

突然、出合うものごとに対しては
緊張してしまったり、敬遠してしまったり、
怖気づいてしまったりすることもあるぼくだからこそ、
そういうような「おすすめ」のごとく、つまり、
ここからあそこへとつながるかのような、
数珠つなぎ的で知ることを大切にしたい。

でも、ときには
家へと曲がる角を反対に曲がるようにして、
じぶんの知らない場所へと行けたい。

令和6年6月24日


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