ルーツのイメージ。
おなじものを見たとしても、
ある人にとったら、それを
すばらしい、と思い、また、
ある人にとったら、
そうでもない、と思うのって、
あたりまえのようでもあるし、でも、
ある意味では、不思議だなあとも思える。
人によって、
好き、だと思うか、
嫌い、だと思うか、のちがいって、
よくよく考えてみると、
どうしてちがってくるのか、
ほんとうの理屈のところは、よくわからない。
そういうのはさ、
本でも、小説でも、マンガでも、
テレビ番組でも、映画でも、音楽でも、
美術作品でも、そうだし。はたまた、
政治、思想、国家、そして現在で言えば、
オリンピックやコロナウイルスのことだっても、
人によって、いろいろな意見がありうる。
人がちがえば、
意見がちがい、
感覚がちがえば、
見解がたがいながら、
糾弾したり、されたり、
馬鹿にしたり、されたり。
というのも、こわいけど。
おそらく、ぼく自身も、その一端を
になってしまっているのでしょう。
それは、たとえば、
コップをね、
上から見るか横から見るか、では、
見る位置によって形がちがって見える。
というのと、関係があるのか、ないのか。
つまりは、
いつ生まれて、
どこで過ごして、
だれに育てられて、
なにを見て、なにを聞いて、なにを話して、
どう感じてきたのか、みたいな、
「ルーツ」によって、
変わってくるのかもしれないか。
地球の地下には、
あらゆる「ルーツ」が、
びっしりと絡み合いながら、
この地面がつくられている。
という光景を、イメージしながら。。。
令和3年7月26日