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完璧な制度とは言えないやもしれないとしても。

お金は大事だよ、と、よく言われるけれども、
ぼくももちろんそう思うとしても、
でも、なんだか、考えてみれば
お金とは、ほんとうのほんとうのほんとうに
大事なものなのか?! ってゆうのは、
よくわからないとも言える気がしてくるの。
つまりはさ、この世界に
お金が存在してなければ、
強盗とか、詐欺とか、横領とか、収賄とか、裏金とか、
というようなお金にまつわる犯罪及び問題も無くなるから。
逆を言えば、お金があることによって同時に
問題も発生してしまうと言えるかもしれない。

だからと言って、
お金を無くせばよい、
というわけにもゆかないでしょう。

お金というシステムが無くなったら、
この社会での生活は、
どう成り立ってゆけるか? たとえば、
お金に代替する制度を作ったとしても、
その制度もまた、現在の
お金のようになってしまって、同時に
問題が発生してしまうやもしらないか。

お金って、歴史上、
いつごろからあるんだろう???

先日、日本では新しいお札が作られ、
ぼくはまだ実際にそのお札を見たことないけれども。
お札が新しくされたのは、紙幣の偽造防止が
理由のひとつとされていると存じますが、お金の
「貨幣」とは物体であって、そして、そのうちの
「紙幣」とは紙なのだから、
印刷技術によって作られている。
つまり、作ろうと思えば印刷によって
偽札を製造することもできる。
と考えるとすると、貨幣制度において
「紙幣」を選択すれば、それだけ
偽札が製造されるリスクも生じてしまう。
ともすれば、お金という制度においては、
偽札を作りにくいようにする、とか、
偽札を偽札と見極めやすいようにする、とか、という
偽造防止のコストも同時にかかってきてしまう。

そして、また、
お金って、非常に複雑でむつかしい!
金利とか、為替とか、投資とか、運用とか、申告とか、
控除とか、税金とか、相続とか、保険とか、保障とか、
いろいろなことが、素人のぼくには
ぜんぜんわからないんだもん。
おそらく、制度的なことを
よくわかっている人及び
制度を作った人は得をして、
ぼくのようなよくわからない人は損をする、
というふうにできているのだろうなあ、とも思われる。

かと言って、でも、だから
お金はよくないものである、
と言いたいわけじゃあない。

お金とは、100パーセントの
完璧な制度とは言えないやもしれないとしても、
できうるかぎりの最大公約数的に成り立っている
そんなバランスの制度なのだろうなあ。
ともすれば、ぼくも、ぼくなりに
お金のことを考えられたいんだけどねえ〜。

栄と福と吉と梅と葉と柴と世と、
稲穂と平等院鳳凰堂と守礼門を想いながら。。。

令和6年7月17日


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