路線と、思い出。

くわしい知識とかは全然無いんですが、
ぼくは、鉄道がすきでして。
そのなかでもね、
路線図を眺めたりするのが、すき〜。

この路線を通って、
ここで乗り換えをして、
そうしたら、あの駅まで行けるんかあ。
みたいに思うのって、
けっこう、わくわくする。

そういうふうに思うようになったきっかけはさ、
大学生のころ、
大学の友人の地元・大分まで、
青春18きっぷで行った旅だと思うのよね。

夏休みで帰省中だった豊橋から、
おなじく帰省中の友人が住む大分までの
電車の旅。
朝5時ぐらいの豊橋駅着の電車に乗って、
そして、夜9時ごろ、
大分の駅へ到着した記憶がある。

当日、電車で移動するのも、
大変だったですが。

行く日までに、
「どういう電車で行くか？」を
時刻表の本を眺めつつ考えるのが、
けっこう大変で。

たしか、在来線だけですと、
どうしてもその日に到着できないから、
姫路のあたりの一区間だけ、
新幹線に乗ったりもしたり。

それで無事、大分へ到着できて、
その夜は友人宅で泊めさせてもらって。
翌日には、温泉や地獄めぐりへ、
連れて行ってもらったんだった。

そしてまた翌日、つぎは、
ぼくの地元の友人が、
島根の大学で、松江に住んでいたので。
大分から松江へと、
また、電車での旅。

無事、松江へ到着できて、
友人とも会えた。

この旅のときにねえ、
時刻表をたくさん見たりして、
電車の路線って、こういうふうになってるんだあ。
みたいなことを知ることもできたし。
それから、けっこう、
路線のこと、すきになったのだと思う。

そしてさらには、松江から、
友人といっしょに豊橋へ帰る。
ってゆうことで、まずは、
深夜バスで、松江から大阪へと。

その早朝、大阪へ着いたときに、
駅構内のニュースで
NYの911のニュースを見たのだった。
だから、あの日は、
「2001年9月11日」
というのを日付けとして憶えている。

それから九年後の、
2010年9月11日。

大学卒業後京都で就職した
この地元の友人が、
京都のホテルで結婚式をあげまして。
それで、地元の友人たち数人でね、
豊橋から京都まで、
東海道線で行ったのだった。

どうしてこの日を日付けで憶えているか？
というのはさ、披露宴で、
友人よりスピーチをたのまれまして。
そのなかで、「九年前のきょう、
ぼくが松江をおとずれて友人と会った。」
というのを申しあげたのよね。

電車の路線のこと考えていたら、
なんだか、そんなことを、
思い出しましたー。

電車って、いろいろ、
思い出が思い出される。。。

令和2年10月20日