現在をどう生きるか1

第6回 「マルクス」や「デフレ現象」や

前回noteよりひきつづき、吉本隆明さんの講演『現在をどう生きるか』(1995年9月3日・山梨県立文学館講堂にて)をゆっくりじっくり聴いてゆきます。ほんじつは、第6回め。]

前回では「『価値の浮遊性』を共通の理解事項とすれば、『現在』ってことを言えるんじゃないか。たとえば、商品で言えば、商品の価格、つまり値段ですけれど。値段というのは、その商品を作るために費やされた能力・賃金・その他を含めたものと関わりなく決まってしまうし、決めることができる。それが『現在』のとても大きな特徴です。」のばめんでした。

つづきを聴きます。。。

つまり、あの。これは、あの。マルクス流に言えば、あの、価値…。価格っていうのは、あの、商品の価格っていうのは、あの、価値の相対的な価値、他のものと比べた価値っていうことになります。
(チャプター01「価値の浮遊性」/4:02〜)

「つまりマルクス流に言えば、商品の価格っていうのは、価値の相対的な価値、他のものと比べた価値っていうことになります。」

という、ここでの「マルクス」というのは名前はよく聞くですが、ぼくはよく存じない。たとえば『資本論』というのを習った憶えがあるぐらいでぇ。

つづきを。。

それで、その価値の源泉が、働いたこととか、あの。その他いろいろ、えー、あの。雑費がかかったとか、って。そういうようなことも含めて、そういうことが、あの、価値の源泉になるわけですけれど。

「働いたこととかその他いろいろ雑費がかかった、とか。そういうようなことも含めて、価値の源泉になるわけですけれど。」

そういうことと関わりなく、価格っていうのは、あの、浮遊してしまう。また、浮遊させることができる、っていう。

「そういうことと関わりなく、価格というのは浮遊してしまう。また、浮遊させることができる。」

だから、よく、価格…。えーと、現在の言葉で言うと、価格破壊みたいな言い方もありますし。もっとひどいこと言う人は、デフレ現象がある、とかって言ったりしますけれども。

「だから、現在の言葉で言えば、価格破壊みたいな言い方もありますし。もっとひどいこと言う人は、デフレ現象があるとかって言ったりしますけれども。」

ぼくはじつはこの「デフレ」というのも詳しく知っていない。吉本さん曰く、価格破壊という語句よりも「もっとひどい」言い方、とおっしゃるのは、なんだか興味ぶかいです。

知らないこと、いっぱいあるわ。。。

と、こんかいもここまで一気に聴きました。まいにち、めっちゃ暑いですが。なんとか、げんきに聴いてゆきたい。

次回noteへつづきます!!!

平成30年7月18日


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