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空気が動くときに。

「春一番」ということばもあるけれども、
昨日の春分の日は風がとっても強かった。
ぼくの住む地域でもすごい風だったし、
なおかつ暴風警報も出ていたし、そして、
ニュースを見ると、全国的にも
非常に強い風が吹いていたとのことで。

ぼくが住んでいるのは愛知県豊橋市なのですが、
けっこう、風が強い日が多い。
強い風と言えば「からっ風」で、とくには
群馬県の「上州のからっ風」や、
静岡県西部の「遠州のからっ風」が有名と存じますが。
豊橋もね、その遠州のお隣りでもあるけれども、
風、強いのよね。

以前、髪を切ってもらっている美容師さんが
「豊橋、風が強くて驚きました。」とおっしゃっていて、
訊ねてみれば、彼の出身は岡山なのだそうで。
ずっと住んでいる身から言えば、
普段どおりの当たり前のようにも感じられるけど、
そうじゃあなければ、彼のように
風が強い日が多くて驚いてしまうやもしれない。

上州や遠州及びここ豊橋のごとく、
風の強い地域があるとして、
どうして、そんな、風が
強い地域とそうでない地域があるのだろう。
山とか海とかの地形的な問題かな?
というよりも、そもそも、なぜ
風は吹くんだろう???

たとえば、
うちわとか下敷きとかで仰げば、もしくは
扇風機や空調をつければ、
風は発生するけれども、自然界には
うちわや扇風機も存在しないのだから。

理科的には気圧によって、つまり
低気圧と高気圧という気圧の差によって、
風が生まれるとされているけれども、
ぼくとしては、「気圧」とは何か?
ってゆうのはよくわからないな。
気圧って、目に見えるものでもないし、
そして、でも、どうして気圧が
高い場所と低い場所ができるのだろう?

空気だっても、日々、日常的に
そこに「ある」と思って生活はしていない。
風が吹いたり、うちわで仰いだり、
ふーっと口で息を吹きかけてみたり、
風船をふくらませたり、
みたいなことをすることで、
空気を感じることはできるけれど。
日々においては、べつに
空気のことを意識してないし、
気圧のこともぼくはよくわかんない。

でも、ここには
空気があるのだし、
気圧もあるのだし、そして
気圧には差があり、ともすれば、
風も発生する。
つまり、
空気が動くときに、
風を感じて、その同時に
空気も感じられる。

でも、そんなにもあまりに強い風は、
怖いし、驚くし、寒いし、辛いし、
ならば、たとえば、
そよ風のような、もとい、
そよ風よりもすこし強いぐらいな
「春一番」ならば良いのに。

令和6年3月21日

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