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【之】について。

どうも、こんにちはー、
鈴木秀之です。このnoteでは、
じぶんの本名で登録しております。名前は、
「秀之」と書いて「ひでし」と読みます。。。

ってゆうような、
じぶんの名前を伝えるときには、この上で書きました
「『秀之』と書いて『ひでし』と読みます。」
ということばをね、これまでの人生の中で、
何度言ってきたことか。もう、この
「『秀之』と書いて『ひでし』と読みます。」
と言ってゆく、そういう人生なんだろうなあ。
と思っている。

そして、でも、たとえば電話等で、
じぶんの名前の
「漢字」を伝えるときには、今でもまだ
その言い方は確立できていない。

お名前を頂戴いただけますか?
はい、名前は「ひでし」と申します。
漢字は、「ひで」が「優秀」の「秀」で、、
ってゆうような、「秀」のほうはいいんですが。
いや、これもねえ、じぶんで
じぶんを「優秀」と言ってしまうのは、
どうなのか?! って悩みもあるですが。
そしてまた、「し」のほうはさ、
「し」は「ゆき」と読むような、
「しんにょう」のような、、
平仮名の「え」のような、、、
「これ」や「この」と読んだりする漢字です、、、、
みたいに、なんだかはっきりしない。

いちおう、辞書では、
「し」と読むのは掲載されているので
「漢和辞典には書かれているんですけどね。」
というのも、これまで何度も言ってきたけれども。

そう考えてみれば、
この【之】という漢字って、
いったい、どんな形なんだろうか?!
と思いまして。今月の「リッシンベン調査団」では、
いつものごとく、
白川静先生の『常用字解(第二版)』にて
【之】の漢字を調べてみました。

すると、でも、
【之】自体は載っていなくって。
索引よりページを参照すると、
【止】の項目の中に【之】が書かれている。。。

【止】 シ/とまる・とめる・とどまる
趾(あしあと)の形。甲骨1が右足の趾、甲骨2が左足の趾である。止は歩(あるく)の上半分で、左右の趾を前後に連ねた形が歩である。足に力を入れて強く趾をつけることから、止は「とまる、とどまる」の意味に使われるようになり、「あしあと」の字として止に足へん(⻊)を加えた趾(し)の字が作られた。止が趾のもとの字で、趾はその形声の字である。之(し)は甲骨文字の字形は止と同じで、趾の形であり、趾の形によって足の動きを表している。之は「ゆく、すすむ」の意味となる。代名詞の「これ、この」の意味に用いるのは、その音を借りる仮借(かしゃ)の用法である。

【止】の字も、【之】の字も、
甲骨文字の字形は
「あしあと」を示す【趾】の字であり、また、
左右の【趾】を前後につらねた漢字が
【歩】とのことでして。

この欄を読むまで、
ぼくは、気づきもしなかったですが。
【之】の漢字をね、
「ゆき」と読めば「行く」の意味となり、
「し」と読めば「止まる」の意味となる。
なんてえ、なんと不思議な漢字なんだ!
と感じたの。

ぼくの名前は、
「し」と読む側ですから、
ぼくは、「止まる」のほうを司る。
ってえのもねえ、
元来、ひきこもり気質なじぶんとしましては、
どこか、うなずけるような気もする。

名は、体をあらわす。というか。

このじぶんの名前のごとし、
目のまえのこの道を【ゆく】としても、
たまには、立ち【止】まりながら、
過ごしたい。。。

「秀之」と書いて「ひでし」と読みます。
こんごとも、よろしくねー。

令和3年3月13日


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