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パンデミックと潜水艦。

このパンデミックにおける生活の中で、
もしも、インターネットが無かったら、
って考えてみると、その暮らしはさ、
今以上にさみしげだろうなあと思われる。

スマホにて、コンピューターにて、
ネットでアクセスすることで、
ブログとか、SNSとか、ことばとか、
文章、記事、写真、動画、映像、音声、音楽、
コンサートの生配信や、テレビ電話や、もろもろ。
ショッピングは、宅配の方々に感謝!
ステイホームで、実際に会うことはできずとも、
インターネットで擬似的に繋がることができる。

自宅の、じぶんの部屋で、
ネットの画面を見ているとね、
閉ざされた部屋にいる、という感覚は、
なんだか、じぶん自身が
「潜水艦」の中で居住しながら、
画面を通じて外の世界と交信しているみたい。

おそらくは、みんなが、
おのおのの潜水艦の中から、
ネットでやり取りしているのだろうか。

まあ、さしずめ、
外出中のマスクはさ、
海中を歩くための「潜水服」かな?

この潜水艦は、
人間の意識下を潜りながら、
ゆっくり、ゆっくり、
どこかの方向へと向かっている。
丸い窓からは、イルカと、クジラと、ウミガメと、
シーラカンスが泳いでいるのが見える。
ぼくは、彼らに手をふって、
あいさつをする。

ぼくも、鱗と鰓と鰭を携えながら、
潜水艦の扉をひらいて、
このパンデミックの海洋を、
彼らと一緒に自由に泳ぎまわりたい。。。

泳ぎまわりながら考えることは、
こんぶが、海の中で、
出汁が出ないのはなんでだろう。

な、な、な、なんでだろう?????

令和3年5月10日


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