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少しだけ『春』が近づいてる気配はするけれど

「春」について歌われている歌は、
あまた、あるけれども。

そのなかでもね、ぼくは、
B'zのアルバム『The 7th Blues』収録曲の
『春』がすきだなあー。

でも、ぼくがB'zを聴き始めたのは、たしか、
シングル『love me, I love you』のころだから。
その以前の1994年にリリースされました
『The 7th Blues』というアルバムをね、
ぼくはリアルタイムでは聴いていない。
あるころ、たぶんぼくが高校2年のころかなあ、
B'zの過去の曲を聴き漁っていたころに
『7th』も聴いたのですが。
『IN THE LIFE』や『RUN』のアルバムと比べると、
大人っぽくて、渋くて、
どことなく、とっつきにくい。と申しあげますか。

それで、はじめは
あんまり聴けなかったけれど、
ライブビデオ『"BUZZ!!"』の中で
『JAP THE RIPPER』の演奏を聴いてから、
だんだんと『7th』にハマっていった。

この『春』という曲もね、
渋くって、暗くって、寂しくって、
感想は、もう、
うまくは言えないんですが。。。

いつわりのない優しさだけを
みせる君の支度は終り
少しだけ春が近づいてる気配はするけれど
【春/B'z】

【少しだけ春が近づいてる気配はするけれど】
のところがさ、なんだか、
季節が春へと変化してゆく雰囲気を感じられて、
ぐっとくるのよねえ。

そして、、

口を開ければ
綺麗好きな言葉が本音の邪魔をする
たかが恋なのに
いつからこんな臆病になったの
【春/B'z】

 【綺麗好きな言葉が本音の邪魔をする】
という歌詞は、この曲では
恋について歌われているとはぞんじますが。
でも、このことって、なんだか、
理屈として分かる気がするの。
つまりはさ、なんて言うのか、
綺麗なことばは、
キレイではあるけれども、
綺麗なことばを言えば言うほどに、
じぶんの本当の気持ちが置いてけぼりになってしまう。
みたいな?????
いや、しらないけどぉ。。。

『7th』の「Disc.2」をひさしぶりに聴いてみて、
とくには、この『春』からのぉ、
『春』→『破れぬ夢をひきずって』→
『LADY NAVIGATION』→『もうかりまっか』→
『farewell song』の流れがすばらしいなあ。

『LADY NAVIGATION』の
アコースティックバージョン、
すごいー!!!

そして、
『farewell song』のアウトロでは、
「こひしかるべきぃ〜」ってゆう
B'zの3rdシングル『LADY-GO-ROUND』の
一節が登場していて。これはさ、
ビートルズの『All You Need Is Love』の最後で
「シー ラブズ ユー イエー イエーイ イエイ!」
と歌われていることへのオマージュ、とのことですが。
ビートルズの3枚目(日本版)のシングルが
『She Loves You』だから、
この『farewell song』の最後でも
3rdシングル『LADY-GO-ROUND』の一節が
歌われている。らしい。
というのを知ったときには、
そういう歴史があるんだあと思って、
音楽って楽しいなあ、って感じた記憶があるのよね。

もうすぐ 次の夜が 明けるよ

令和3年3月22日