あなたはどこでなにをしていましたか?

2011年、つまり、平成23年3月11日金曜日の地震の瞬間、あなたはどこでなにをしていましたか? という質問をたびたび誰かとし合います。昨日も、ある方とその話しをすこししました。

ぼくはそのとき、自宅二階のじぶんのへやにいました。ここ愛知県豊橋市でも長いこと揺れ、下の階にいた母がぼくのへやに駆け込んで来た。揺れのおさまったあと、ふたりで一階のリビングへゆきテレビをつけました。

その瞬間、ぼくは、じぶんのへやでなにをしていたか? と申しあげますと、つくえに向かって履歴書を書いていました。

2007年12月、勤めていた会社を体調不良で退職してから、ぼくはずっと自宅で静養する生活をしておりました。退職より約3年が経ち、じぶんのきもちもちょっとだけ安定してきたり。その年の3月14日で、29歳という二十代最後の年に成るし。また、その3月末での10日間、肛門科で痔の手術入院をする予定でしたのでそれがぶじに終わりお尻がよくなってから就職活動を始めよう! とおもって、その準備のためぼくは履歴書を書いていました。

でも、けっきょくぼくは就職活動をしませんでした。

震災があって、ぼくはじぶん自身のできなさとか、じぶんの体調のよくなさとか、そういうものをとっても実感してしまったの。これじゃあ、ぜんぜん、だめだ。と。

それからぼくは、えーと、うまく言えないんだけれども、よく言ってしまえば勉強する、と申しますか。まあ、家にひきこもって本をよんだり音楽をきいたり、こういうブログを記したり、もっともっと健康になるための方法を考えようとしてみたり。そして、その後の平成27年10月よりある若者支援センターへ通いはじめまして。そこで、スタッフの方々や利用者のみんなと出合ったり。。。

たぶん、このブログではまだ書いていなかったと思うのですが。おかげさまで、ことしに入ってから就職が決まりまして。就職とは申しましても、ぼくのブランクのことを会社が考慮してくださりいまは週3日間・4時間勤務というパート契約なのですが、1月末よりすこしずつ働いております。

できるのであれば、おしごとをながくながくつづけることができたらよいなぁ、とやっぱり思いますし。かと言って、あのときに感じたじぶん自身のできなさみたいなのが克服できたわけではないので、そう成れたらよいなぁ、ってのも思うし。そして、また、ずっと孤独で不安でどうしようもなかった二十代後半から三十代前半のじぶんへ「いまはこういうふうに成ったんだよ!」と伝えてあげたい。

この後はどうなるのかじぶんじゃあまったくわかりませんが、たとえて言うなら、健康でいられるような生活をしてゆきたいです。

平成29年3月11日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?