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一本につながるかのような。

クリエイターと呼ばれるような著名な方々が、子どものころ
「漫画家になりたかった」という夢を持っていた、
というお話しをインタビュー等でよく聞くのですが、
そういう意味で思えば、ぼく自身は
「漫画家になりたい」というのは、
これまで一度も思ったことがない。

そもそも、ぼくは子どものころでも
あんまり漫画を読んでいなくって、なので、
とくべつ、漫画が好き、というふうでもなかったし。
それでもね、漫画を読みながら、
漫画、おもしろい! って思いながら、たとえば、
「四コマ漫画を描いてみよう!」と考えたこともあったけど、
やっぱり、ぜんぜん描くことができなくって。
絵も描けないし、
ストーリーも考えられないし、
ことばを考えるのもむつかしいし、
って、これはもう、ぼくは、
漫画家にはなれるわけがない、と悟ったんだった。

たとえば、著名なクリエイターの方々が
みなさん、子どものころ、
漫画家になりたかった、と言われていて、
でも、かたや、ぼくは、
漫画家になりたかった、と思ったこともないから、
ぼくにはクリエイティブの欠片もない、
とも思ったりもする。

ならば、ぼく自身は、子どものころ、
何になりたかったのか? ってゆうのは、
とくにない、と言えば、とくにない。

小学校か中学校かのときにね、
進路指導的なアンケートだったか何かで、
将来なりたい職業を書かないといけないから、と、
じぶんなりに考えた結果、
小学6年生のときに家を建て、引っ越してきて、その
家を建てるときの両親と建築士さんとのやりとりが
おもしろそうだった、という理由で
「建築士」になりたいと考えて、そして、
大学では工学部建築学科へと入学したけれども、
結局のところ、ぼくは、建築に対して
そこまで興味ない、ってゆうことをね、
大学在学中にも思ったし、大卒後には
ハウスメーカーへと就職もしたけれど、
その仕事もできそうな気配もなく、会社を辞めた。

その後、じぶんはどうしたらよいか? と考えながら、
「グラフィックデザイン」を学びたい、と思い、
専門学校へと入学をするも、そこでもやはり、
ぼくには、むりなんだなあ、と悟ったし、
専門学校卒業後も、一応、
グラフィックデザイン的な仕事へと就いたものの、
ぼくにはできない、と感じ、退職を致した。

それから数年間は就職もせず、
自宅で、半ひきこもりのごとく、
じぶんはどうしたいか? と考える日々で。
現在ではあるご縁があって、パート契約にて
学習塾講師として勤めながら、その後、ふと、
福祉の分野に興味を持ち、そして、
通信課程の専門学校で勉強しながら、
ある資格を取得することはできて、
これからのことを思ってはいるけれども。。。

そういえば、中学生のころだったかな、
学校の図書室で職業に関する本がたくさんあって、
そのなかでぼくは、どうしてなのかは知らないけれど
「コピーライター」に関する本を読んでいたのを憶えている。
それはなんだか、おそらく、そのお仕事が
かっこよく見えたのやもしれないけど、たぶん、
「ことば」に興味があったのかもしらない。

今はさ、こうして、日々、
ブログを書いていて、でも、ぼくは、
ライターさんとか、小説家さんとか、
そういう職業へと就きたいとかも思えないし、
そもそも、なれない、とも思ってはいるけれども、
そうとは言っても、ぼくは、
「ことば」に興味があるんだろう、とは考えている。

たとえば、ぼくは、
建築や、デザインや、教育や、福祉や、ことばや、
という物事に興味を持っていて、
それらが一本につながるかのような、
生き方ができないものか?
みたいなことは思っているんだけどねー。
つまりはさ、
スティーブ・ジョブズさんのおっしゃっていた
「点と点をつなげる」のごとく。

現在、ぼくは41歳で、
そんな年齢になってもいまだ、
そんなこと言って、と、
人は笑うやもしらないですが、ぼくとしては、
そういうような生き方の道を探すことを、
あきらめたくない、
と、思うなりけり。

令和5年6月18日


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