常しえのレース。
前回noteでは、B'z・稲葉浩志さんの作品集
『シアン[特装版]』読了、及び、
このごろ考えていたことから、2002年リリースの
稲葉さんの2ndソロアルバム『志庵』を聴きたくなった、
的なことを書いたですが。
そしてまたその後、さらに、2004年リリースの
稲葉さんの3rdアルバム『Peace Of Mind』もね、
あらためて聴きたくなったのでした。
『Peace Of Mind』はさ、
ほんとうにすごい、と申しますか、
凄まじさのアルバムのように存じております。
たとえば、
2曲目『Wonderland』では、
作品集『シアン』のインタビューでもお話しされているですが、
まさに「裏返し感」が凄いし、
4曲目『正面衝突』では、
曲と演奏の凄さ、及び、歌詞が凄いし、
6曲目『すべての幸せをオアズケに』では、
こんな考えができたら凄ェー! って想えるし、
7曲目『Tamayura』では、
もう、なんとゆうか、
感想も言いがたいほどに凄まじいし、
10曲目『横恋慕』では、
歌の内容もさることながら
そのタイトルが凄いし、
13曲目『透明人間』では、
聴いていると気持ちが張り裂けそうになる、
と申しますか、ぼくのなかではね、この曲は
広島、もしくは、長崎の原爆で亡くなられた
男のこの気持ちだと解釈しているのですが、
そんな何とも言えない凄味を感じられる、、 そして、
アルバム最後14曲目『あの命この命』では、
今年5月放送、稲葉さんがインタビューで出演されました
「ニュースウォッチ9」でも話題が出ておりましたが、
命の凄まじさについて考える。また、ここから、
1曲目『おかえり』に戻れば、
さらなる凄さを想う、と申しますか。
‥‥ってゆうような、これら以外の
収録曲も素晴らしいんですが、
今のぼくの気持ちとしてはね、
3曲目『THE RACE』が良いなあ、と感じます。
‥‥という歌を聴きながら、この世界における
「レース」のようにも見える人生とは、
いったい、何なんだ?! とも思うよ。
そして、また、、
‥‥の箇所における、
韻の踏み方が絶妙に心地よいのよね!
そう言えば、今まで何を思うこともなく
聴いていたけれど、この歌詞での
【とこしえのRACE】の「とこしえ」は何だろう?
って思いながら、今、あらためて
『広辞苑(第七版)』で調べてみると、、
つまり、この歌詞とは
「永久に続くレース」ということだったのかあ。
って思いつつ、リリースから約20年が経つけれども、
今になってようやく、そうだったのかあ!
と思うことができました。
ともすれば、なのだとしても、
ぼくは、ぼくなりに、ぼくだけの
「誰にも見えないあの白いテープ」を、
見事に切れたい。
自分だけのエース 見つけてエンブレイス 見逃さないで〜
令和5年7月28日