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トンネルによって守られる身体。

さくじつのブログでは、
暗闇の中で自分を励ますように歌う歌、として、
2013年放映連続テレビ小説『あまちゃん』での、
って、2013年ということはもう9年前なのか!
の、『あまちゃん』での、
大震災の起きるシーンでは、
列車がトンネルの内部で停まり、
乗務員の大吉っつあんが、
外の様子を見るために列車を降りて、
「ゴースト・バスターズ」を口ずさみながら、
トンネルの出口へ向かって歩き出す。
という場面のことを書いたのですが。

このシーンを見たときに思ったのはね、
たとえば、トンネルって、
暗くって、せまくって、おばけも出そうな
どこか不気味な場所、
というイメージもあるけれども。

『あまちゃん』のこの場面では、
ユイちゃんや大吉っつあんが乗っていた列車が、
トンネルの内部でストップしたことで、
逆を言えば、
トンネルによって身体が守られた。
とも解釈できるやもしれない、
と思ったんだった。

トンネルについて、
さらに拡大解釈をすれば、たとえば、
トンネルの内部に居るような時期、
つまりはさ、なにもできず、暗がりの中で、
ひきこもるかのような時期でも、
そのトンネルのような時期によって、
じつは、じぶんの身体が守られていた、
ということも、
考えられるやもしれないな。

ときには、
トンネルも通りながら、
歩んでゆけたら。

令和4年5月21日


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