見出し画像

人生「感」が変わる宿「ここから」に宿泊してみた(その1)

みなさん、おはこんばんちわ。
表題の「人生観」ならぬ人生「感」が変わる、と聞いて、どのような感想をまず持たれますでしょうか?
なんだか気を衒ったような漢字のあて方で、鼻持ちならないような気もしますが、この記事でご紹介する宿泊施設「人生『感』が変わる宿 ここから」は、筆者が今年5月に訪れた、広島県の福山市、瀬戸内海に浮かぶ「仙酔島」にある旅館です。
このお宿までの行き方をご紹介しますと。。。
・福山市駅南口のバスターミナルから鞆鉄バスで「鞆の浦」へ(片道約30分 530円)
・仙酔島行きの小さな船に乗り、島を目指す(往復で240円 片道5分程度で到着)
・船着場から、坂道を少し登って、徒歩5分程度で到着
バスの車中から海が見え、港町漁港に来た気分で高揚します。ありふれた表現ですが、海の香り、潮の匂い、湿った海風に吹かれていると、頭のてっぺんからつま先まで旅情に浸ることができます。
小旅行で、普段の仕事でのストレスや雑念から見事に解放されました!

本記事では、自分の宿泊体験を記述し、このお宿への宿泊を検討されている方の一助になればと思います。

曇り天気でしたが景色は抜群です

宿の特色

じゃらんやトリバゴのような旅行サイト経由での予約ではなくて、専用HPにアクセスして予約しました。
http〜はじまる保護されていない通信なので、ここはHP制作者に改善の余地がありそうです。
予約が完了すると、確認のため宿から電話がかかってきました。
HPにも書かれていることですが、ゆったりした時間を宿泊者に過ごしてもらいたいという思いから、テレビ、インターネット、冷蔵庫は全室ありませんので、行ってがっかりしないためにも、あらかじめ知っておいた方がよさそうです。エアコンは完備されていました。
「スピリチュアルな宿」と考えてもらった方が良いでしょう。


館内のあちらこちらにスピリチュアルな展示物が…

筆者が泊まったお部屋


おひとり様用のそれほど大きくないお部屋でした。海は見えるので、景色もよく、ユニットバスやおトイレも清潔にクリーンアップされているので快適に過ごせました。ただし、テレビはありません。Wifiもないのでインターネット接続はできませんので、ご注意を。テレビ・パソコンなしで「繋がらない時間」もたまには必要ですね。

面白いと感じたのは、そのネーミングでした。
その名も「再生復活充電の間」!!
名前がすごいですね。普通の旅行が豪華に思えてきそうな、名前のお部屋です😄
2名以上で宿泊できる和室もあります。

HPより


散らかってますが、ベッドはきちんとメイクされてます

お風呂

「江戸風呂」をかなり推してきています。
一言で表現すれば、「サウナ」です。江戸時代の庶民が入っていたであろう蒸し風呂を再現し、玄米茶やスープを飲んで汗をかくことで、体の中の老廃物を外へ出して綺麗になろうというのが目的のようです。
ただ、筆者には正直なところ「???」でした。
フツーのサウナやんか。。。いや、スーパー銭湯のサウナの方がまだいいかも。。。
というのは、色んな種類の「江戸風呂」の小部屋があるのですが、膝くらいの高さの小扉を開けると、中にゴザが敷かれてあって、そこそこ蒸し暑いだけ。。。その固い地面に敷かれたゴザに黙々と座る。。。しかも他に知らない人がいてる状態。。。男女兼用のため、小扉を開けた瞬間に中に女性がいてはると、男性の筆者の方が気を遣って、入りにくくなりまして。。。
ホテルの方には、宿泊者は翌日もご利用できますよ!とご案内されましたが、少し期待はずれでした😭もちろん筆者は一回ポッキリ、その後行くことはありませんでした。


お食事

一番惹かれたのは「鯛づくし」の文字😄 鯛ですよ!鯛!
鯛の唐揚げ、鯛しゃぶ、刺身、鯛めしなど、目一杯鯛料理を楽しむことができます。写真も載せておきますね。
どれもこれも美味しくいただけました。福山の地ビールも頂いて、グラスを傾ける優雅な時間…
写真を見直すだけでも、あの時の感動が蘇る😭
自分が泊まったのは平日でしたので、他の宿泊客も少なかったので、食事処もややシンとしてて、まるで一人貸切になったかのような感覚でした。
実際には個室で仕切られたお部屋での食事ですので、他の方の視線をもらうこともなく、自分のペースでゆっくり食事ができて非常に満足でした。

鯛の唐揚げも絶品
福山の地ビールです


達筆で書かれた感謝の言葉が旅情をかき立てる
鯛のカシラで美味しい出汁が取れそう

お買い物

「スピリチュアルなお宿」ですので、「感謝」とか「癒し」とか「一期一会」とかをテーマにした、お酒や飲み物、書籍などが販売されています。中でも筆者の目に留まったのは「感謝の塩」でした。
夏の暑いこの時期、この塩を枝豆やゆで卵やとうもろこしにまぶしてビールをグイッと。。。
きめ細かい感じのお塩で、これは万人にお勧めできるお塩です。
写真載せときます。

普段使いできるのが左の塩です。右のは粒が大きくてかみごたえがあります。

その他

このホテルは以前は「ニュー錦水国際ホテル」という名前でした。大昔に家族でこの仙酔島を訪れ、このホテルに宿泊し、鯛めしをたらふくいただいた記憶があり、昔の記憶を辿って今回再訪問したのでした。
その時は海水浴もしましたが、ホテル内に小さなプールもあり、そこで泳いだことも記憶にあったので、30年近く経ってどんなふうに変わったのか実際に写真に撮ることもできました。
これも時代の流れなのか、日本全体の観光業も生存競争が厳しく、体力の弱った運営は、宗教資本主義とでもいうべき波にのまれて、建物の経年劣化と共存しながら存続し続けている実態を垣間見て、感慨深いものがありました。。。。

30年ぶりに訪れた屋外プールがここ。

(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?