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【仕事】就職活動回顧

サクッと持ち運び、ブログ+ツイートを書く用のサブマシンとして、Chromebookを買いました。丁度良いかもー、とのハッシュタグもあったので、テストも兼ねたブログ執筆をしようと思います。

「会社説明会が面白かったか」で就職先を決めた

「どうしてこの仕事を選んだのか?」と聞かれるシーンは、会社での年次が上がり、面接や採用説明会に駆り出される様になったことで、現在進行形でよく出会します。
そしてそんな時、私は「会社説明会にふらーっと行ったら、存外面白そうな雰囲気を醸し出していたから」と、自分としては真顔でコメントしています。

背景

時は大学生時代。友人たちが就職活動に向けて、様々と対策を練り上げる中、私はドライな感じでそんな風景を眺めていました。「斜に構えている」で正しいのですが、会社が求めるからと言って、リアリティの無い妄想を広げて、大人に回答をしていく様なフローを、大層無意味と断じていたのです。

なりたい将来像とか、働いたことも無いので分からんな

どんな仕事をしたいと言っても、サラリーマンとしての仕事を知らん

そもそも、労働自体が苦役じゃねーか。どこに対しても、そんなポジティブなテーマに向き合える程のキャパも無いな、、

大体、こんな具合。こんなテンションなので、周囲程のアグレッシブな行動も無く、かなりゆるいペースで就職活動をしていました。最終的に、エントリーシートも入れて20社も出していなかったんじゃないか、、

ただし、ここは自画自賛したいポイントなのですが、決して「諦め」「達観」のモードでは無く、1本だけ、会社を決める絶対的な軸は持ちつつ、進めていました。
それが、「会社説明会が面白かったか」、もっと言えば「会社説明会で寝なかったか」でした。

真意

一応、真面目に考えた上でのポリシーでした。

大した面白味が無い事業と社員が感じていれば、そんなに上手く面白味までは盛れないだろう。語りに熱が乗ってこないのは見れば分かる

面白味があった上で、それをフルに伝えられる社員は優秀なのだから、そういう人がいる会社がいいな

逆に、説明会で学生を「寝かせに」かかる様な会社は、説明会が学生へのプレゼンの場と分かっていない上、トークもつまらないのだから、救いが無い

説明会で人事しか出ない会社は論外。おそらく社員に語らせるとマズイんだろうな、とのことで「仕事がつまらない」認定をしていた

随分と上からな学生をしていた様です(ごめんなさい、、)。
が、これで会社を上手くターゲティング出来た様に思います。説明会のフェーズでそそられる物があれば、こちらとしても興味を持って深く掘り下げることが出来て、逆にこの段階で寝てしまう様な会社では、この先の長い社員生活もきっとつまらないだろう。推測も多分に含んだポリシーですが、

専攻やぼんやりとした興味方向で業界は絞りつつ、会社単位のミクロな決断は、その1軸だけでゴリ押ししました。シンプルに、聞いていて「面白そうか」「その人の中で熱を持ってやっていることなのか」。

補足をすると、このポリシーに至るにもバックグラウンドがあり、私の場合は「野球オタク仲間との交流」が背景にあったと思います。野球オタクと言っても、プロ野球のファンでは無く、アメリカや韓国、台湾と言った、日本の中ではマイノリティな人々、、彼らとの交流の中で、体面等のためで無く、真に自分が楽しいと感じる方向に尽力している人々の熱量を感じ取ることが出来たのは、ポリシー形成に一役を買ってくれたと思っています。

自身が思い入れのあるテーマだと、人間なかなか冷静ではいられなくなり、トークに熱を帯びてくるんですよね。そうした語り口のオタク仲間を見ていく中で、その人が持つ「思い入れ度合い」を推し量る目は、きっと肥えていったのだと思います。
その目で会社、社員を見た時に、どう感じるか、、所属していたコミュニティ上、ある種自然に気になっていったポイントだったのかもしれません。

「会社説明会が面白かったか」で就職先を決めた結果

私が入社をしたのは、中小と言うサイズでも無いものの、誰でも知っている様な会社でも無い、ミドル層なIT会社でした(何と表現して良いのか、、)。

説明会で社員がえらくシステム構築の考慮ポイントを熱く語り、面接でもこちらのオタク力(トークの熱量)を問われる様な内容ばかりを重ねてきて、最初は「大学から近い場所にあるから、とりあえず行くか」で行っただけなのに、選考フローの中でどんどんそそられていった会社でした。職種と専攻が全く噛み合っていない(経済学専攻、プログラミング歴も無いのに、IT業界でエンジニアをやろうとしている)あたり、親も含めて反対は食らったものの、それ以上に「たぶん、ここは面白い物がある場所だろう」との期待値の方が高く、完全に経験が無い領域へ飛び込んでみた、そんな感じでした。

結論、不満が全く無い、、とは行きませんが、入社前に期待をしていたポイントは軒並みクリアしていると思います。

システムエンジニアの仕事、基本面白い。幅も深さもある

仕事へのチャレンジ要素も大きいので、飽きも来ていない(ミドル層な年次的に、まだチャレンジさせてもらえているのは幸いなこと)

仕事・技術への熱量が大きい同僚に恵まれている。どこかしらで、オタクに近いこだわりを滲ませてくる

正直、システムエンジニアリングにこんなにハマるとは、大学生の時は思ってもいなかったので、ここは完全にギャンブルでした。が、それ以外はおおむね狙い通りだったと思います。望んでいた環境へ入り込めた、との実感はあります。

特に最後の人関連の要素は、働いてみて、やっぱり大きかったなー、と思います。システムアーキテクトの様な大きな話をすることもあれば、バージョニングのポリシーだ、エディタはあれが良い、等、ミクロなテーマでも、誰かしら、何かこだわりがある。こだわりがあると、やり取りにも熱量が出てくるので、個人的には野球オタクとつるんでいる延長の様な感じでいられるんですよね。

正直、あんまり勤続年数が長い会社では無いのですが、転職をする様な大きな動機も、「現在は」特に無いので、もうしばらくは今の会社にいると思います。

おわりに

かなりバカな就職活動をしてしまった気はするものの、大して後悔は無いです。むしろ、満足度の方がずっと大きいぐらい。
これについては、自分なりにぶち上げたポリシーに正直に動いたので、後悔も何も、決断までのプロセスに対して「たられば」が介在する様なことが無いのだろう、と推測しています。

これから職を探す人にとって、指針の一例として「こんな物もあるんだなー」ぐらいに、読んでもらえれば幸いです。
大事なのは、「心の中のドス」がどれだけの物かと言う点にあると思うので、変わったドスの持ち主もいたもんだ、と思って頂ければ。

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