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日本列島クジの旅〜熊本編〜


飛行機は(自分が慣れていないから)信用ならない。早めに行こう。ということで1番早い便に。
ソラシドエアーさん、ありがとうございました。

9:30熊本着。


時間があるのでひとまず現地付近までバスで移動。
10:30着。
とても時間があるので近くの水前寺公園の中を散策。
こちらは流鏑馬が見られるそうですよ!!!!
憧れでございます!!!!やりたい!!!!!!!

ぐるっと散策をして、庭園にてお茶菓子とお抹茶をいただけるところがありましたのでそちらでやんごとない気持ちでお抹茶をいただきました。
鴨と鯉を眺めながら静かに景色を楽しみました。
風流とは季節を感じること…………寒い


それでもまだ時間がありましたので近くにありましたボーリング場で1ゲーム。
なかなかに出来ないものですね。
キャリーケースを引っ張り、1人でボーリングを1ゲームだけ楽しむという所業をいたしましたがよき時間でございました。




レンタルサロンへ向かう時間までまだ2時間くらいあり(時間を使うのが下手くそ)、周辺のカフェへ。

ぐるぐるして見つけたカフェ、『凛やcafe』さん。
おそらく、忌野清志郎さんのことが大好きな店主さんなんだろうと思います。音楽やDVDがかかっていて、雑誌もたくさんございました。
なによりも雰囲気がとてもよかったです。
あたたかいおもてなしに心もほっこりしまして、一息つくことが出来ました…ありがとうございました…。
ご本人、来てくださるといいな…こんなに好きが溢れているカフェ、絶対に嬉しいだろうな…と思いながらカフェを後にいたしました。


レンタルサロンへ。
熊本でも施術をさせてもらえるのか…とじんわり感動をしながら準備をいたしました。
ご予約をいただいたお客様、本当にありがとうございます。
色々なところで経験を積ませていただいたり、お話を伺えるのはとても有り難いことでございます。

それにしてもレンタルサロンがあって!!!よかった!!!!!
もしかするとレンタルサロンがない場所もあるかもしれませんので、全ての都道府県で施術が叶わないかもしれませんが出来るだけさせていただけると嬉しいです!!!

1日目は初めてのお客様とたくさんお話も出来て幸せな気持ちになりながら終えました。



次の日、朝早く起きてホテルを出てタクシーで忍者体験が出来る【火之国屋】さんまで。
早めに着いて「受付はこちら」に従って歩いていくと、目の端に暗がりの中に佇む忍者の姿がうつり、パネルかな?と思ったら動いたので思わず叫びました。

先生・私「「わーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!びっくりしたーーーーーーーーーー!!!!!!」」
お互いにびっくりして、エイリアンと人間が鉢合わせた図のように大絶叫。
本日教えてくださる先生が暗闇にぼんやり立っておられました。これぞ忍びか…。


今回行かせていただいたのは熊本で唯一忍者体験が出来る【火之国屋】さん。
熊本の忍者は伊賀忍者らしいです。

「ABC-Zのファンの方ですか?」
と聞かれましたが、違いますね…?
どうやら忍者体験の収録にいらしたそうで、ファンの方がいらっしゃるそうです。
ロケ地巡りではなく、忍者に興味がありまして…。


事前にメンズものの忍者衣装が有難いです!と伝えたのでメンズものを用意してくださいました!
着てみて理解しましたが、目や手のひら以外は全く地肌が出ないので、日焼けや虫、暑さや寒さから身を守るために適した服装なのではないかと思いました。
しかも顔も隠せるので変装も容易。
先生にお話を伺ったところ、枯れ葉の中に何時間隠れていても問題ないとのこと。
実際にサバイバルゲームなどをした時に全く見つからなかったそう。
ただ、実際の忍者は農民や行商の格好をしていたようで、このような目立つ装いではなかったようです!



【忍者体験で教わったこと】


〈忍者のよくあるポーズ〉
・ニンニン!のポーズは鞘と刀を模しており、刀を鞘におさめるポーズで、精神統一のために行なわれていた。
・そのため、気の弱い忍者や心が乱れやすい忍者が集中するために任務の前に印を組んで心を落ち着かせていたらしい。

〈抜き足差し足忍び足〉
・抜き足はスッと上げ、差し足は小指の外側から入れて体重をかける。そうすると1番音を立てずに歩けるそうです!
先生「ま、1番音が立たないのは四つん這いで歩くことだけどね!HA!HA!HA!」とのこと。

〈剣術〉
・忍者の剣術は防御のための剣術であるため、後退りながらやる。すり足でやる。
・なので前のめりに攻撃をしない。
先生「ドラマなどで大振りで切りかかっているシーンがあるけど、あんなの懐に隙がありすぎてやられるに決まってる」
・刃の先が擦ればダメージを与えられるので、それで相手を怯ませて、トドメは突きでおこなっていた。
・実際に刃先しか切れないようで、振りかぶって使うというよりは刃先をかすらせるように使っていた。
・自分の足を切らないように右足を前にして、鍔を親指で押し出し、鞘を左手で倒してから右を覆うようにして刀を握り、抜刀。鞘は左腰な差すこと。
・左手の親指と人差し指で筒を作り、刀の根本を滑らせて鞘におさめて、納刀。この時に刃の背の部分を鞘に押し付けながら入れると入りやすい。
・くのいちは力がないので逆手で持っていた。肘をメインで使い、トンファーのように扱っていた。

〈火打ち石〉
・石×鉄で火花をおこして点火。
・石×石でも着火出来るらしい。
・ゴツンッと当てるよりはかすめるイメージで打つと火花がでる。
(こんな簡単に火花が出来るの、とても危ない。山火事がおきてしまう…)
・割り箸のような木でキャンプファイヤーのように空気が入るよう木を組んでその中に投入。
・おこした火でヤマメを焼いて食べました。とても美味しい。ヤマメに串を刺す方法から学びました。絶対にここ、お子さんが自然の中で歴史やサバイバルについて教わるのにとてもいいのでは、と思いました。

〈手裏剣〉
・本来は投げて使用するものではなく、手の中に握って引っ掻いたり、目潰しをしたりして暗器として使っていた。
・投げてしまうと武器がなく、丸腰の状態になってしまうからだそうで、投げたとしても、毒を塗っておいて後から刀で殺しにいくか、怯ませるために使用したそう。
先生「投げて武器なくなったら丸腰になっちゃうから死ぬに決まってるよね」
・三方手裏剣、四方手裏剣、八方手裏剣など色々なものがあった。
・投げる時は親指と人差し指で挟み、まっすぐ振り下ろすようにして使う。
・よくアニメなどであるような手をスライドさせてシュッシュッとやる方法は存在しない。
先生「自分の手に刺さるし、飛ばないよ。毒塗ってたら動けなくなるからね」
・的に当てるの難しい。基本的に動いていない標的に当てるそう。
・全日本手裏剣大会は6mの遠さから投げて点数を競う。(全日本手裏剣大会????)

〈棒手裏剣〉
・今回はキリを使用。
・中指、人差し指、薬指で筒を作り、棒手裏剣を挟む。
・上から脱力しながら振り下ろすことにより筒から飛び出るイメージ。
・腕を振り切るように使う。
・腕が振り切れないと棒手裏剣が回転し、うまく刺さらない。
・遠くなればなるほどに回転して不安定になるので刺さりにくくなる。
・手練だとどんな体勢からでも投げられる。先生はいろんな体勢で投げて的中させていました!かっこいい!!

〈弓矢〉
・馬上から弓をひくときは左手で弓と手綱を持ち、背負っている矢を抜いていたそう。
・アーチェリーは洋式なので矢が弓の左側を通るとのこと。
・基本的に弓を持って歩くような忍びはいないので、任務の現地に行って、竹などで弓矢を作る。
・弓を持っている左手の親指と人差し指で矢を軽く挟み、右手で矢の背を弦に引っかけ、右手の親指と人差し指で挟み、肘を真っ直ぐ、顔の横にくるまで引いて放つ。
・トロッコで移動しながら放つのが難しかった…!しかしながら楽しかった…!
・個人的に、GoProと一眼レフを駆使して私の姿を撮影してくれている忍者姿の先生にじわじわきました。
文明の利器を使いこなす忍者…。


〈吹き矢〉
・爪楊枝にセロハンをつけてテープでとめて吹き矢を作る。
・筒の中に入れて息を吹き、飛ばす。
・勢いよく咳をするみたいにするとよく飛ぶとのこと。
・私はこれが1番得意でした。先生との3本対決も勝利。
先生「これ真っ直ぐ飛ばないやつだったなぁ…。曲がるね」
私「…なんか真っ直ぐ飛ぶやつを私が取ってしまってすいません」

・致命傷は与えられないのでトリカブトなどの毒を塗って使用していたらしい。
・基本的に止まっている獲物に対してやるので、動物だったらエサを食べているところなどを狙う。
・おうちで作れそう。風船を割って楽しむのがいいかもしれない。

〈吊り橋体験〉
・忍者装束で吊り橋を渡る。
・先生は取材の時に吊り橋の手すりの上にのぼらされて20分ほどポーズをとらされたとのこと。鬼。
先生「落ちても下は川だから大丈夫」
私「(正気か…?)」

・一旦渡って帰る時に先生がワザと吊り橋を揺らしてくる。
私「先生…っ!せんせーーーーーー!!!!!揺らしてますよね?!!?!先生!!!!!!」
先生「そう?揺れてる??(ガンガン揺らす先生)」
私「え、ちょ、先生ーーーーーーー!?!!?!!」 

….絶対に許さないぞ。
・先生曰く、人間にとって11mの高さが1番リアルで恐怖を感じるらしい。私は20mのこの高さ、怖かったですよ。


基本的に忍者は自分でなんでも作って臨機応変に対応出来ないとやっていられなかった(生き延びれなかった)ので、武器は現地調達が基本だったらしい。
先生「自分でなんでも作って考えられないとサラリーマンになっちゃうからね。道具も持っていけないし。その場であるもので作るしかない。そうじゃないと忍者は死ぬしかないから」
かっこいい。


私「冬に滝行出来るところはないんですか?」
先生「肩にちょろちょろ当てるくらいだったらいいけどいきなり頭に滝を受けると温度差で死ぬよ?」
私「なんと…」
先生「精神を鍛えたいのであれば、マスクをして川に入るのはオススメ」
私「なぜですか?」
先生「水によってマスクが張り付いて息が出来なくてパニックで溺れるから。落ち着いてゆっくり呼吸すれば隙間から呼吸が出来るけれど、慌てて息を吸うとマスクで口を塞いでしまうから精神が鍛えられる」
私「それも死にますよね???」

死を回避する方法を教えられたと思ったらどちらにせよ死の恐れがあるものを薦められていて戦慄いたしました。


先生はカポエラや柔術、柔道などなど格闘技をされていて、忍者をとても好きだから始めたわけではく、忍者を好きな人がいたから「体験できるところを作るか」となったそう。
元々は園芸をされていて、そのスキルを使って忍者体験の小屋をご自身で建てたそうです。(至る所に増築跡が)
今後はおばけ屋敷の忍者バージョンをやりたいそうで、忍者が襲ってくるのを剣で戦いながら出口を目指すアトラクションを作りたいらしい!
すごく素敵!!!!!
(1番最初に受付の近くで立っていらっしゃったみたいな感じで脅かしてくるのかな、あれとても怖かったしびっくりしたな、あれと一緒かな…と思ったのは内緒です)


忍者の知らないことをたくさん聞けて、体験も充実していて本当に楽しかったです!!!!
夏は水遁の術や滝行が出来るとのこと。
夏も行きたい…!!!
最後に「こちらもとても楽しかった」と先生に言っていただけて嬉しかったです…。

忍者装束のまま駅まで送ってくださった先生。
素敵でかっこいい忍者でございました!!!!
ありがとうございました!!!!
また来ます!!!


忍者体験を終えて、一旦ホテルへ荷物を置き、そのままオススメいただいたお店へあか牛を食べに行きました!
美味しい!!
ホテルもお客様からオススメいただいたホテルにいたしました!
このように情報をいただけるのはとても有難いです…!
私はお客様に生かされている。

ご飯をいただいてから熊本城へ。
解説をしてくださる方々から熊本城への愛を感じました…
加藤清正公、偉大な人物。わたくし覚えました。
随所に侵入されないようにの工夫や、侵入された時、籠城する時など、敵に対しての工夫がされていて見応えがございました。

そして、ひっそりと「今日は今までで1番少ないお客さんだ…」とスタッフさんのしょんぼり声が聞こえてしまったため、3人分くらいの観光をしようとお土産物や食べ歩きをもりもりした私でございます。
少しでもお役に立てているといいな…。

本来はこの日、日本最古のキャバレーである【キャバレー白馬】に伺おうと予定し本来はこの日、日本最古のキャバレーである【キャバレー白馬】に伺おうと予定しておりましたが、蔓延防止により休業中とのことで次回の楽しみにいたします!
行く時は内装のお写真を撮りたいです!♡



最終日は天草へ。

バスに揺られながら海を眺めていると、こちらもまたお客様に教えていただきました、リゾラテラス天草に。
内陸で育ったので海にはとてつもない憧れがある私です。
海に行ったら大型海洋生物を探してしまうのは私だけでないはず。
いつかこの目で野生のクジラとイルカを見つけるんだ…。


お目当てのドルフィンウォッチングは今現在休業中とのこと。
しかしながら発見してしまいました。水族館!!
しかも、イルカの調教師体験が出来るとのこと!!!!
冬の水族館、穴場でございます。
普段体験出来ないようなことが体験出来たり、人も少なくゆっくり見れ、動物や魚達も構ってくれやすいです。

お着替えをし、トレーナーさんにサインを教えてもらって、いざイルカのもとへ。

トレーナーさん「今日担当するイルカさんなんですけど、ちょっとジャンプが苦手で…。頑張ってくれるとは思うんですけど…!」

失敗したら失敗したでとてもかわいいのでアリだな、と。
ジャンプが苦手なイルカ。かわいい。


実際には綺麗にジャンプを決めてくれました!
そのかわり(?)、歌をうたうサインでトレーナーさんがサインを出すと、「チュピピッ!チュピピッ!」と可愛らしい歌声を披露してくれたのに、私がやると「ギュェエエ〜ギュェエエ〜」と絞め殺されそうな歌声になり、トレーナーさんが「なんでそんなにブサイクな声出すの?!?!!」と焦っていらっしゃいました。
なぜ。
3度程やり直してやっと「チュピピッ!チュピピッ!」と声を出してくれました!
トレーナーさん「やっとご褒美のご飯食べられるね…」
人間が思った声を出さないとご飯をお預けされるイルカ、とてもかわいそう。
ごめんね、イルカ…。

館内の散策をしていると、手書きの生き物解説があり、必ず「美味しい食べ方」も書かれていたので、ここのトレーナーさん達と気が合う気がしてなりませんでした。
他にもじわじわと来館者の心をくすぐるような書き方がされており、センスが光っていらっしゃいました。すきです。
熊本に行かれる際は是非、「海中水族館シードーナツ」へ行ってみてください!


堪能したので再びバスで空港へ。
ご飯も美味しく、人は優しく、本当に素敵な場所でございました。
余談ですが、くまモンと視線を合わさずに旅行してみようと思い、初日に目が合いそうだったので逸らしたら、逸らした先のくまモンとバッチリ目が合いました。
四面楚歌。
くまモンに恐怖を感じながらの旅行でございました。
人類は逃げられない…。



また絶対に行きたい場所でございます。
情報をくださったお客様、施術をさせてくださったお客様、この旅の話を聞いてくださったお客様。
本当にありがとうございました!!!!



【熊本旅行にて注意すること】
・日付けを跨ぐとタクシーはやっていない(22時くらいからほぼ拾えなくなります)
・端から端までが遠いので計画的に
・バスをメインにして考えること
・↑バスきたくまさん必須(https://km.bus-vision.jp/kumamoto/view/searchStop.html)
・ご飯が美味しいのでダイエットは諦める
・行けばなんとかなる→なんとかならないので事前にきっちり調べること
・南の土地だが冬は寒い
・たくさん歩くことを考えて身軽がオススメ

【お世話になった場所】
・nico @レンタルサロン
・火之国屋 @忍者体験
・Hotel AZ 熊本八代宮原店 @ホテル
・熊本ホテルキャッスル @ホテル
・熊本城
・わくわく海中水族館シードーナツ @水族館


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