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中城ふみ子賞が休止になると聞いての短歌賞についての考え。

※今朝はじめて存在を知ったので情報が欠けていたり間違っているかも知れません。間違っていたら教えて下さい。

 今朝Twitterで中城ふみ子賞の存在と休止を検討しているらしいと知った。「自らの「生きる姿勢」を短歌に託した意欲的で力強い作品」という募集テーマで50首募集。大賞賞金10万円。ハードだし人を選ぶ条件だとは思うけれど、その条件が悪いとはそこまで思わなかった。いや、ちょっとは思ったけど。
 それより悪いと思ったのは5月末の締切と出詠料2000円。

 5月末といえば我々アマチュア歌人にとっては角川短歌賞の締切だ。角川短歌賞は中城ふみ子賞と同じく50首募集だが賞金は3倍の30万。そして大手出版社のお墨付き。大賞を得られなくても上位であれば全国の書店で流通している雑誌誌面に載る。
 なので締切は絶対に変えるべきだ。1月の短歌研究新人賞、5月の角川短歌賞、8月1日の現代短歌社賞、9月の笹井宏之賞、歌壇賞、これら出版社主催の賞とは被らない日程にしなくては応募は集まらない。運営者は最適日常さんが各種短歌賞の日程を一覧にしてくれているので一度見るといい。

https://saiteki.me/tanka-contests/

 
 次に出詠料。2000円払って新作50首を作っても何も手に入らないのでは徒労感が甚だしい。
 出版社主催じゃない短歌賞は出詠料がかかる場合は割とよくある。残念ながらわたしはその数百円〜数千円を惜しんで送らないタイプだ。もちろん賞の運営にはお金がかかるのだろう。んなこと応募者の知ったこっちゃない。賞状や記念冊子などが特典によく挙がるが、わたしはそんなもの要らない。地元の名産品はちょっと欲しいが出詠料払ってまでは要らない。運営にお金がかかるならスポンサーを募ればいい。もしくは賞金を下げればいい。無理のない範囲で賞を継続すればいい。
 
 ついでにメール応募が可能なのに応募用紙の形式が決まっている。気軽じゃない。何のためのメール応募だろう。そこは笹井宏之賞くらい気軽に送れるようにしてほしい。笹井賞の何がいいってグーグルフォームから応募できるから寝ながら応募できる。世の大抵の短歌賞は紙にプリントして郵送なので起き上がってパソコンに向かわなければならない。短歌を作る以外の部分が面倒臭いと段々送る気をなくす。それでも魅力的な賞ならレターパック買いに行ったり頑張るが、そんなにメリット無いなら頑張りたくない。体力も気力も有限で優先順位があることを理解してほしい。

 参考にわたしが昨年でっち上げたにゅう短歌賞を見るといい。変なポイントアップ条件があって30首募集だったが出詠料かからないしグーグルフォームで気軽に送れた。
もっとも村おこしでも営利目的でもない、ただわたし個人が才能ある人々に歌集を作って差し上げたいだけの賞ではあったが。


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