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【リレーコラム/ハートビートプランの”ものさし”】vol.004_菊原啓二『プライベートな場所とパブリックな場所のグラデーション』(2020/06/02公開)

在宅勤務により生活と働くことが一緒になり、個人的には住む場所の充実(特にキッチン回りが充実)が進み、家族がいる人は仕事する場所が家にないと聞くし、これからは住む環境への投資や変化が生まれそう。
そういった住環境の変化と同時に、住宅⇆外という対比がコロナによってはっきり分けられたことで、パブリックスペースがより身近になった気がする。

あそこに行けばベンチがあり休憩できる、あっちはあまり人がいないしゆっくりできそう、などと想像をすることが多くなり、パブリックスペースが自分の場所として身近に感じられるようになった。
屋外で目的もなく立ち止まれる場所、ただそこにいることができる場所が改めて大切に感じたし、そういった場所が住む場所の延長にあることが居心地いいなと感じています。

プライベートな場所とパブリックな場所がグラデーションな状況、こういう空間があることが豊かな生活や日常を生む気がしています。

菊原啓二

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【ハートビートプランの”ものさし”とは?】
まちや都市、生活や自分自身をめぐって、各自が感じたこと・行ったこと・考えたことを記録し、ハートビートプランの”ものさし”を可視化していくためのリレーコラムです。

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