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#6 ドライブスルーでワクチン接種した

こちらの記事は5月12日のスタンドエフエム収録の文字バージョンです。


皆さんこんにちは、日本でママ脳外科医、ロサンゼルスで2人の子育て中のMIHOです。
このチャンネルは子育てを楽しみながら脳外科や新しいことに挑戦するスーパーママになりたい私の日々をお伝えしています。

本題に入る前にお礼を言わせてください。今まで、5つほどチャンネルで放送させていただきましたが、全部で100回聞いていただくことができました。そのうち自分で確認した数も入っていると思うのですが、とても嬉しく思っています。ゆっくりのペースになるかもしれませんが、これからも続けていきたいのでどうぞよろしくお願いします。

さて、今日はコロナウィルスのワクチンについてのお話をさせていただこうと思います。

私は医師をしているので、医学的見地からということも考えたのですが、今ロサンゼルスにいてドライブスルーでワクチンを受けることができたので、その時の話をさせていただこうと思います。

まず、ワクチンについてですが、イスラエルではワクチン接種がすすんでいて、データが取れています。1回目の接種の後1~2週間では効果は57.7%、2回目の接種1週間後には95%の感染予防効果があるとファイザーが報告しています。つまり、2回接種することが大切だということですね。

ただ、アメリカでは特に若者を含めて2回目の接種に行かない人もいるようです。若いから大丈夫という考えもあるでしょうし、1回目が痛かったからやめとこうと思う人もいるかもしれません。私としては医師なので2回接種をお勧めしたいところですが、こればっかりは特にアメリカで感じるのは接種を受けるのも権利の自由ということです。

では、アメリカでワクチンを接種した流れや実際に受けた感想をお話ししていこうと思います。

カリフォルニア州では「my turn」というサイトで登録しておくと自分の接種の番が来たら予約できますよ、とメールでお知らせが来ます。メールで自分の近くの接種会場を選んでそこでファイザーかモデルナかなどは分かって、自分で選んで、私はファイザーを選んだので第1回、そこから3週間後の第2回を予約しておきます。すると、前日にメールがきてQRコードが届いて予約できていますよ、とメールがきます。そこでパスポート(IDと書いていますが私はSSNや運転免許がないので写真付きのカードがありません)と予約をしたメールをもって会場に行くという感じでした。

1回目も2回目も同じ会場で接種して、ドライブスルーで接種を受けました。かなり広いスタジアムの駐車場(今スタジアムは閉まっています)を会場にしてあって、くるまで一方通行に走れるようにコーンがずらーっと並んでいます。うん百というコーンが並べてあって、その中を車でゆっくり進んでいくというような感じです。予約表を見せるのかと思いきや、特に何も言われずどうぞーと通してもらって、5~6のレーンに分かれて仮設テントのような、日本だと運動会で使うような屋根のあるテントの中に入っていきます。すると係の人が車の外から名前とパスポート見せて、と言われるのでそれを見せます。my turnを登録するときに自分の健康情報をいれておくので、日本で予防接種の前にはい・いいえをチェックするやつですね、それをすでにチェックしてあるので名前を確認して予約があることだけ確認でk理えばOkといわれ、接種のテントにすすんでいきます。

夫に運転をしてもらっていたので私は助手席にいました。打つ人がぐるっと回っていただいて、車の外からドアも開けず、窓だけ開けて腕を出して売ってくれる方が手を伸ばして打ってくれる感じです。打って1-2分はその場で待機します。気分悪くない?と聞かれ、大丈夫ということになれば、フロントガラスのワイパーのところに何か紙をはさまれます。

何分に打った、今のところ大丈夫ということが書かれていてまっすぐ次のテントに向かいます。するとそこでエンジンを切手と言われるので、そこで15分車の中で待機という感じです。

エンジンを切った車が5-6レーン、3列に並んでいるような感じで15-16台待っていて、その周りを看護師さんがグルグル巡回して時々「大丈夫?」と声をかけてくれます。そこで、ここから数日間気を付ける事、それが書かれた紙をもらいます。15分くらいたった時に問題なければいっていいよ、よいうことでエンジンをかけて出発という形です。

ですので、ドライブスルーだと接種会場にはいってから出るまで一度も車から降りることなく接種が完了します。

正直すごくいいな、と思いました。

元々ロサンゼルスは車社会で、どこに行くのも車で移動しなければならないので、どんな接種会場であったとしても車で行くことになったのですごく便利だなと思いました。

車から外に出ないので他の人に合わないのでソーシャルディスタンスももちろん取れます。ただ、その周りをまわる看護師さんや会場の設営にも人手がかかると思いました。日本でもやればいいのにと思いますが、かなりのスペースが必要になります。東京ディズニーランドの駐車場ぐらいでやっと、という感じではないでしょうか。日本で気軽にドライブスルーでやるというのは難しいんと思いました。

副反応についてですが、1回目も2回目も1~2日目は筋肉痛・打ったところの筋肉痛があって、2回目の方が全身倦怠感はちょっとあるかなと思うんですが、私はあまり体調が悪くならずに済みました。

実は夫が1-2か月前に売っていますが、夫は2回目の接種後、20~22時間後くらいに明らかに発熱をして、結構悪寒がしてインフルエンザになったみたいと言っていたので、ちょっとしんどそうでした。本当にこれは人によるなぁと思います。

副反応が怖くて接種をためらっている方にはメリットをお伝えするしかないのですが、(95%の感染予防)副反応の重篤になる%は非常に低いです。しかし、脳外科での手術の合併症の話をするとき、いつも言うのですが、何パーセントと非常に低い値だったとしても、副反応だったり合併症が起こった場合はその人にとっては1%にあたった100%になってしまうので軽々しく1%だから大丈夫とは言えないです。だから、しっかり特に怖い人はメリット・デメリットをしらべて自分の中で納得できてそこから受けるという判断をするのが良いのかな、と思います。

私も受けるのは完全に大丈夫とは思っていませんでした。が、子供が2人いるので自分がコロナに感染してもいけないし、子供に移してもいけないなとおもったので受けることを決めました。

さて、今回はロサンゼルスで新型コロナウィルスのワクチン接種を受けたという話をしました。

第6回最後まで聞いていただきありがとうございました。

今日話したことについてはnoteでもまとめているので文字で書いているので是非確認してみてください。blogにも簡単にまとめているので簡単な方が良い方はblogをご覧ください。

それではまた!

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