2回中山攻略法⑥三浦皇成と石橋脩、狙いどころを整理整頓してみた
前回の記事で春の東京と比較して、2、3回中山で勝率が伸びる騎手をあげた。そのなかから三浦皇成騎手と石橋脩騎手について整理する。データは過去5年の2、3回中山のレースを使用する。まずは三浦皇成騎手。基本、勝率が高いのはダート。それも1200mの成績がいい。そこを掘ってみる。
三浦皇成騎手の中山ダ1200m枠番別成績がこれ。はい、内枠がいいです。このコース、芝スタートで先にダートに突っ込む内枠は不利とされる。じつは最近そうでもないような気がしている。三浦騎手はなかでも内枠ジョッキー。ここまで高い勝率とは意外だった。複勝率ベースでみると外枠もいいが、このコースで三浦騎手をアタマで狙うなら内枠だ。
次は前走距離。もともと中山ダ1200mは他場と比べてペースが速いため、長い距離から短縮する馬は不利。ま、これは特筆すべきではない。狙いどころはこれをさらに詳しくみると出てくる。
前走1200mは位置取り別成績。とにかく前走先行した馬を狙う。前走逃げた馬に乗ったケースは着外は1回。最近だとダンシングプリンスが記憶に新しい。正直、あまり逃げないというか先行しない騎手だが、このコースで先行馬に乗ったときは是非とも狙いたい。で、3/6の騎乗馬では7Rエアダンルース。前走はダ1400mで逃げて8着。これはと思う。思うが、ちょっと待った。
前走1400mだった馬の競馬場別成績。東京は【0-1-0-5】と頼りない数字。これも意外な気がする。エアダンルースは内枠かつ前走逃げ。これはかなりイケてる状態だが、前走東京ダ1400mが微妙。こうしたデータが引っ張り合っている状態がもっとも困る。ま、明日は自ら実験台のつもりで馬券を買います。三浦騎手は中山ダ1200m、内枠、前走1200mかつ逃げ先行が狙いだ。次は石橋脩騎手。こちらもいいのはダート戦。距離は三浦騎手とは異なり、1800mの成績が特にいい。
穴党さん、ごめんなさい。石橋脩騎手をこのコースで狙うのは上位人気限定といってもいい。特に1番人気の勝率は66.7%、単勝をベタ買いしてもプラスになる。もっとも石橋脩騎手の1番人気って、結構レアな気もしなくもない。
古馬のレースに限ってデータを出すと、5歳がいい。春は4、5歳は互角なので、不思議なデータではないが、4歳が振るわないのは要注意。回収率を考えても、5、6歳に乗ったときが頼もしい。ということで、石橋脩騎手は中山ダ1800m、上位人気、5、6歳馬騎乗が狙いどころ。明日は後半で上位人気の4歳馬に騎乗。10Rのラストマン(執筆時は2番人気)、12Rファイアランス(執筆時は6番人気)はどうなるだろうか。注意したい。
もっとも12Rは買ってはいけない中山ダ1800m、2勝クラスの田辺裕信、カフェスペランツァがいる。これが飛ぶならおもしろい。