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新年スタートダッシュ、決めたいならこの人に乗れ

JRA2022年も1/5東西金杯。騎手も調教師も年間成績はリセット、そして我々の収支もゼロに。馬以外はみんなまっさらゼロからはじまる。昨年の赤字収支は忘れて、2022年も黒字収支を目指したい。そこで、新年スタートダッシュに注目。1月に強い騎手と調教師を調べてみた。データは2017年以降5年間の1月開催(中山・中京・京都)1~4日目、おおむね3日間開催最終日までの成績を使用する。

騎手部門

この期間はルメールさんがお休みがちなのは有名。今年も金杯デーの騎乗はなし。そのため、ルメールさんは着度数別で14位。乗り出しも遅いが、成績もスロースターター。グランアレグリアとクロノジェネシスの引退式で寒そうにしていたルメールさんに逆らえる唯一の時期が1月の最初の開催だ。

で、1位は武豊さん【42-17-15-93】25.1%、44.3%。見事な勝ち切り傾向。かつては武豊さんもルメールさんばりのスロースターでしたが、ここ数年はスタートダッシュ騎手に変身。とにかく年始は武豊さん。ポイントはダート戦【28-6-12-39】勝率32.9%、54.1%。とくに2枠【6-2-2-2】勝率50%、83.3%、8枠【7-0-1-3】勝率63.6%、72.7%。また逃げると【13-0-1-3】76.5%、82.4%。みんながお正月気分のうちに、積極的な競馬で勝ち星を量産する。また未勝利【13-2-6-9】勝率43.3%、70%と午前中に強い。これも新年スタートダッシュの印象を増幅させる。金杯デーも午前中のダート未勝利、武豊さんという組み合わせは積極的に手を出したい。

一方、関東なら田辺裕信さん【22-19-17-100】13.9%、36.7%。どうも関東は全体的にのんびり。これは今に始まったことではなく、関東のがっつかない気質ともいえる。いい悪いというより、そういったもんだと割り切りたい。

田辺さんは武豊さんとは逆で芝が【13-6-4-43】勝率19.7%、複勝率34.8%と好成績。中山芝マイスターの田辺さん、冬の鞍数が少ない芝でこの成績はさすが。枠では1枠【2-1-0-2】勝率40%、60%、5枠【6-0-0-8】42.9%。距離別だと芝1200m【3-3-0-4】勝率30%、60%。1600m【6-0-1-13】勝率30%、35%と短めの距離の成績がいい。それも勝ち切り傾向。正月の田辺さんは単勝で狙いたい。

調教師部門

調教師だと中内田充さん【15-4-5-23】勝率31.9%、51.1%が着度数トップ。19年京都金杯パクスアメリカーナなどスタートダッシュに強い。こちらは年間と同じく川田将雅さん起用だと【7-2-1-4】勝率50%、71.4%と勝負気配。1/5中京6Rグランディア、9R門松Sブッチーニが該当。キャロットF【3-0-0-1】勝率75%なので、グランディアでまずはひとつ当たりたい。

関東では国枝栄さん【12-7-5-36】20%、40%が着度数別トップ。1勝クラス【5-0-2-10】勝率29.4%、41.2%。かつ中山芝2000だと【3-0-0-1】勝率75%。また1勝クラスはトミホースカンパニーだと【3-0-1-1】勝率60%、80%でもある。初日の出走馬は中山金杯オウケンムーン1頭だが、連続3日間開催には注意したい。

データは根拠。ある程度は裏切りません。問題は人がデータを裏切ること。今年はもうちょっとデータを信頼できる心の広い優雅な男になりたいもの。だからこそ、今年はこれでスタートダッシュを決めたい。ゼロからのスタート。今年も運命は自分次第だ。

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