阪急杯の下調べ

高松宮記念のステップレースながら、好走馬が本番で案外という、つながるのかつながらないのか難しいレース。ようは阪急杯と高松宮記念は出し入れの関係にある。だから高松宮記念で狙いたい馬や好走しそうだと感じる馬は買わないほうがいいレース。で、阪急杯凡走したらシメシメ、好走したら作戦変更。そんな関係にあるのが阪急杯。

インディチャンプやダノンファンタジー、レシステンシアがスプリント戦に向かうかどうかはわからない。ここから別路線であれば、ここはむしろ買いともいえる。

先週の京都牝馬Sのイベリスのように1400m戦は前走1400mからというのが常道のひとつ。阪急杯も過去10年で前走1400mは【4-4-3-33】勝率、複勝率で延長組や短縮組をリード。必然的に阪神C組が浮上。買いたいのは阪神Cで先行した馬【1-1-0-3】。ダノンファンタジーとジャンダルム、ミッキーブリランテが該当。

その阪神Cはイベリスが逃げ、ヤマカツマーメイドとマルタ―ズディオサがプレッシャーをかけ、前半600m34.0、後半600m34.3の淀みない流れ。前でしっかり対応して勝ったダノンファンタジーは抜けている気もする。出るかどうかはわからないが、高松宮記念ではお客さんのような予感がするので、阪急杯では買っておきたい。

ジャンダルムは阪神Cを見直すと、発馬直後から促し気味で追走に余裕がなかった。これはレース間隔があいた影響もあったか。勝った信越Sより厳しいラップだったことも災いした印象。今回はイベリスがおらず、すっかり大人になって猛ラップを踏まなくなったレシステンシアが行くような組み合わせで、阪神Cより緩めな流れになる公算もある。そうなればジャンダルムはもう少し前半の追走が楽になるはずで、阪神Cより着順をあげる可能性はたっぷり。

まずは阪神Cから考察。ダノンファンタジー>ジャンダルム>インディチャンプ、これに1400mに短縮したレシステンシアがどこまで食い込むか。

高松宮記念との関係でいえば、今回買って、次買わないか、今回買わずに次買うかという判断が微妙なところで、クリノガウディー。シルクロードSで先行した馬は【2-1-0-5】。シルクロードSはモズスーパーフレアを追いかけて失速したが、現役馬でもっとも追いかけると潰されるか共倒れになる確率が高いモズスーパーフレアだから、あれはノーカウント。ここはモズスーパーフレアは不在、前走の強気な競馬が阪急杯でいきる可能性はある。

人間も馬も経験が大事というのが持論。近走、なかでも前走でどんな競馬をしたのかは、私が予想を考える上でかなり大事な要素。

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