ライブ「ドリフェス！VR」感想

　ドリフェスVRに感動したので色々書きます。
2017年9月16日土曜日、横浜にあるDMMシアターってところで観てきました。
このVRの正式名称は「D-Fourプロダクションpresents DearDream ＆ KUROFUNE　ドリフェス！イリュージョンShow Time in DMM VR THEATER」。長い。
※再演にあたって名前が短くなったっぽいです、「ドリフェス！イリュージョンShow Time」とのこと。

「ドリフェス！イリュージョンShow Time」の再々公演にて、天宮奏のハイタッチ会開催！各メンバーへの応援メッセージも大募集！ - イベント | 「ドリフェス！Ｒ」5次元アイドル応援プロジェクト公式サイト

　上演時間は1時間と短めで、座席は映画のようなふかふかさです。しかも会場内で購入したものなら飲食OK。まあシアターって名前の入ってる会場だしね、なるほどね～と思いながら上演開始です。始まりました。観ました。もうね、すごいよ。本当にすごい。

■ VRとは

　そもそも、VRという言葉をご存知でしょうか。VRという言葉自体、今流行ってるのでご存知かもしれませんが、簡単に言ってしまえば「現実ではないものを現実と同じように錯覚させる技術」です。つまりVRライブとは二次元にいるキャラクターを目の前にいるかのように動かしてライブさせよう！ということです。
　二次元VRライブでの先駆けは初音ミクのVRライブがきっかけな気がします。それから女性向けのときめきレストランという作品に出ているアイドルがVRライブを行ってものすごい話題になり、少ししてから今回のドリフェスもVRライブを実施しました。
VRライブ自体は知っていましたが直接観たことがなかったので、チャレンジしよう！と思ったわけです。

■ ドリフェス！とは

　次に、ドリフェス！という作品をご存知でしょうか。アイドルものの作品なのですが、通常だと中の人（声優さん）ってキャラクターと切り離して考えますよね。でもこの作品は、キャラクターとしてのみんなと、キャストとしてのみんなを連動して考えるんです。キャラクターの背景や出来事が中の人から連動する。完全な「=」じゃないけど、「≒」なんです。実際にキャストがやっていた事がドリフェスの話を作っていってるんです。そのためのキャストなので声優業が本業ではありません。中の人含めてアイドルなんです。その中の人達は、彼らが演じているアイドル達としてライブやイベントを行なっています。それが2.5次元プロジェクトなんだよぉ！

・ドリフェス！プレスリリースリンク
http://www.dream-fes.com/pdf/pressrelease_150909.pdf

みんなアイドルというお仕事を真剣に考えていて、応援してくれるファンのことも考えていて、最高の作品だよ！　仕事もファンも疎かにしない！素敵！

　ドリフェス！は現在、アプリ・アニメ・ライブやファンミーティングなど様々なメディアミックスを展開しています。先程のリンクにもある通り、ドリフェス！はアプリから始まりました。アプリでは「アイドルになってからしばらく経った後」の話を、アニメ１期では「アイドルデビューするまで」の話を、アニメ二期では「１期のその後」を描いています。順序が逆なんですね。
　アプリ自体は音ゲー（アイドルのライブをファンが応援するという設定）+シナリオ（アイドルが出演している番組をファンが視聴するという設定）（これがすごくうまい演出）なので、一番見やすいのはアニメかと思いますが、これがすっっっっっごく面白いので興味ある方は１話だけでも観てください。
アニメでの全国巡礼エピソードとかは実際キャスト達がやっていたそうですし、その時のエピソードも盛り込まれています。アニメエピソードにそういう連動した話がちょいちょい入ってきます。キャラとキャストがリンクしている！さすが！2.5次元さすが！！

■ ライブ

　そんな2.5次元プロジェクト、ドリフェス！
とうとうVRライブです。上記の流れを知っていると、ええっ、今までも2.5次元だったけど、更に2.5次元になるの！？すごい！となるでしょう。私はなりました。
VRライブの構成はライブパート、バラエティコーナー、ライブパート、さらにアンコールにも応えてくれる魅惑の1時間でした。
　まずライブが始まるんですが、VRすごい。踊ってる。今目の前で純哉くん（私の推し）が踊ってるよ！！ってなる。
すごいんですよ、みんな立体的に見える。モーションキャプチャーを使用してるので動きが全く不自然じゃないのも素晴らしい。ライティングがものすごいのに光の反射が不自然じゃない。キャラの影がある。動くとその影も動く！目の前にいる感覚がすごい！

■ 会場のディスプレイを使った演出がすごい

　また、ディスプレイの演出もすごい。キャラクターが正面の舞台上で踊り、舞台左右についているディスプレイには実際のライブをアップにしたもの（という体のアニメ１期内の映像？）が見られる。
ライブが始まる前はね、どちらも二次元的に映ると思ったんですよ。普通の映像なのかなと思ってたんです。それが全く違う。正面は立体的に見えて、左右のディスプレイは映像作品に見えるんです。よくライブ会場等である演出に見えるんです。遠くの人に配慮してライブ映像をディスプレイに映すやつ。正面を見れば「今目の前で踊ってる」感が本当にすごいんです！！

■ バラエティコーナーもある

　バラエティコーナーは今回３パターンに別れ、私が観たのはAの純哉くん（私の推し）が出ているやつです。内容もめちゃくちゃ面白かったしこれもモーションキャプチャー使ってるし動きが豪華&面白かった…すごかった！！

■ 演出が泣ける

　その後またライブパートに戻るんですが、その時にアニメ１期のシーンを簡単に流してくれるんです。そこからライブが始まるのですが、目の前にみんながいることによって、この演出がまるで「ここまで大きくなりました！」と言われているようで、なんというか、「こんなに立派になって…！」と感極まって少し泣いてしまいました。すごいよドリフェス…ライブで泣いたの初めてだよ…気持ちの盛り上げ方がうますぎだよ…！

■ VRなのにアンコールにも応えてくれる

　まさかのアンコールにも応えてくれる徹底ぶり。アンコールでもう一度舞台に上がった時、「アンコールありがとう」と純哉くん（私の推し）が言ってくれる訳ですよ。っかぁ～！！！2.5次元！！！！2次元とかじゃないよこれは！！！今そこにいるんだよアイドルが！！！2.5次元！！！最高！！！！とテンションが上がりまくりました。

　終わった時はあまりにも楽しくて、でも終わってしまったのがもったいなくて、みんな成長したんだな…と感慨深くもなって、更に泣いてしまいました。ドリフェスは気持ちを盛り上げるのが本当にうまい。すごい。

■ 唯一の不満点

　不満点を上げるとすれば、ドリームアピールのところ（ライブ中に出る必殺技みたいなやつです）がもうちょっと自然に出来たらいいなと思ったことと、ライブ中の舞台上の入退場があればもっとリアルだったかな～って思いました。バラエティコーナーは入退場があってとても良かったので！

■ まとめ

　めちゃくちゃ面白かったです。アニメを観ていたほうがより楽しめると思いますが、VRがめちゃくちゃすごいので興味ある方は是非見に行ってみてください！