似ている

今日は(と書いているうちに日付が変わってしまった)、大好き星野源さんの誕生日。

もうずっと、飽きもせず追いかけている。
最初に彼の著書を読んだとき、「この本は私が書いたのか?」という錯覚に陥った。
日本中から怒られそうだし、自分でも「本を1冊読んだくらいで何をわかったつもりになっているのか」と今ならツッコミを入れられるけれど、当時はそう思ってしまったのだから仕方ない。
もちろん、著者は自分ではないので、書いてある出来事は知らないことばかりだ。
でも、生き死にや、嘘と本当、同じと違うとか、美しさ、弱さ、怒りといった事柄のクリティカルな感覚や、それらを綴る言葉が、自分ととても似ていると感じた。
感性が似ていると思う人と、一生のうち何人くらいに出会うものなのだろう?
誰しもどこかしらは似ているのだろうけれど、実際には違うことのほうが大きく見え、「似ている」と思ったことは今までなかった。
不思議な体験だった。

それ以降、私は彼をお兄ちゃんだと勝手に思っている。
似ているようで全然違っていて、追いつくことはないけれど、お兄ちゃんに恥ずかしくない生き方をしたいと思う。
頑張ろうと気を引き締めてくれる存在となってくれている。

そんな、ひとりのファンの話。

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