ミスチルの主成分?それは愛だよ【半世紀へのエントランスレポのようなもの】
と、ベッタベタでクソダサい表現しか出てこないけど、今回のツアー『半世紀へのエントランス』を完走した姿を見て(やはり愛…!)と思ってしまう。
運が良いことに私は、『エントランスのエントランス』と、半エンの福岡初日、そして今回の長居千秋楽と節目節目のライブに参加できた。欲を言えば記念日である5月10日のライブも行きたかったが、これまた運が良いことに配信でそれを見る事ができた。
何?ミスチルさん、私の事好きなの?という妄想がはかどる運の良さである(←言わせといてくださいw)
さて、ツアー完走したけど円盤発売に願いを込めてネタバレ見たくないという人は、ここでブラウザバック!
17日の夜、チケボさんから届いた座席はスタンドDの4列目。
早速、長居スタジアムの公式サイトで調べてみたら、これは恐らくステージ真正面のスタンドであると推測された…。「ステージから遠いな」という点はあるが真正面と言う事はつまりステージの演出が死角なしで見れるという事だ。しかも、スタンドなので前の席にバスケットボール選手かバレーボール選手の団体が居ない限り視界をふさがれる心配もない。
何々?これは、ミスチルさんからの「自分が作り上げたステージを余すところなく見て!」と言うメッセージ!?そりゃ、欲を言えばアリーナ前方でメンバーと目が合うような距離のチケットが当たったらいいな…とか思ってますよ?なので、これはステージから遠い座席が当たった自分を慰めるための妄言ですけど、でも半分は本気。
そんなこんなで、自分を慰める前置きはこの辺にして、そろそろ本題に入ろうと思う。
当日、座席についてみた時の率直な感想は「遠いけど遠くない」だった。
いや正直、モニターを双眼鏡で見るくらい遠いんじゃないかと思ってたけど、意外と肉眼(眼鏡使用)でもちゃんと見える。
OPENINGムービー
映像の世界観を見るたびに、何とも言えない切なさや愛しさ、哀しさや希望を感じて『メンバーを使わずミスチルの曲やライブの世界観を表現して、かつこの後に始まるライブへのワクワク感を加速させるの凄い!』と思う。
1.終わりなき旅
一曲目にこれか!?これなのか!!??ミスチルさん、本気でファンの魂を握りつぶしに来てない?だって、このツアータイトル【半世紀へのエントランス】ですよ?エントランスの一曲目が終わりなき旅とか…もうマジやん。本気と書いてマジやん。エンエンの時の一曲目とは違う涙が(´;ω;`)ブワッ!と溢れて来た。斜め前の人と隣の人も泣いてるのが分かる。今まで最後の曲とかアンコール曲に使ってた曲を始まりに持ってくるとか、なんかもう思いっきり深読みしてしまうし、でも、きっと私が読み取った意味なんて本人たちの思惑に届いてない気もする…。
桜井さんの
「どんなものにも終わりがあるのだと思ってます。でも、だからこそ、いつまでもずっと続い行く事を願って。今ある情熱の全てをエネルギーの全てを音と声に変えて…人生最高の音を皆さんにお届けしたいと思います。僕らがMr.childrenです」
と言う言葉に溢れた涙が更に溢れて涙腺のダム決壊。あんまり泣くなよ自分。ステージが見えなくなるじゃねえか…。
2.名もなき詩
我の願い虚しく二曲目でもぶん殴ってこられた。メンバーの本気を感じる。のんべんだらりと(エンエンとドームツアーを経験しているから〜♪)なんて余裕ぶっこいてたんじゃないかと思えるくらい二曲目でコテンパンなんですけど…。エンエンはプレとは言え同じツアーの中でこんなに進化するもんなの?ていうか、まだ二曲目なんですけど「今日のライブは以上です」と言われても納得できそういや出来ないけど(どっちやねん)
3.海にて心は裸になりたがる
エンエンで衝撃を受けた桜井さんのクソ可愛いダサダンス、福岡初日では封印されていたので今回は見れて嬉しいwダサいのに桜井さんが可愛いからクセになる絶妙なマリアージュダンス(意味不明)
本来なら「おー!おーー!」と言う掛け声をファン達が行うのだが、今回は心の中でだけ。自分も心の中で思いっきり叫んだ。
4.シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~
海にて~に続いて、コールアンドレスポンスと言うか本来ならファン達が思いっきり声を届ける曲。自分達の掛け声を封印されているのにテンションはまだまだぶち上げられるし、もどかしさと楽しさで心の中が忙しかった人は私だけではないはずだ…。
5.innocent world
「僕らの代表曲をやりたいと思います。もう何回も何回も何回も演奏して歌ってきた曲だけど、この曲をやっている時の皆さんの顔見るのが大好きです」
個人的な話ですが、自分がミスチルに激ハマリしたのは【 "SENSE" ~in the field~】の長居で、センターステージで『innocent world』のサビをアカペラで歌いだされた瞬間に、色んな思い出や感情が暴発したのがきっかけなんです。なので、この会場で、この曲を、その歌い出しで歌われたらヤバいんですよ。始まりの地で始まりの曲ですよ?これ、もう色々とメーター振り切れてしまいます。実際、振り切れて逆に涙がヒュンッって引っ込んだ…5秒後くらいに再び決壊したけど…。いや、本当に冒頭の数秒間が10分間に相当するくらい色んな感情がどっぱーんざっぱーんと押し合い圧し合いしてた。
6.彩り
この二年間、他者との関わりを最低限にされ、どこか宙ぶらりんになっていたような感覚に苛まれてたのはメンバーも同じだったのかな?と思う選曲。メンバーから私達へ「ただいま」であり、私達からメンバーへの「ただいま」でもある。勿論、逆もまた然り。どれだけ、ここで「おかえり」と言いたい人が居ただろうか?この曲は、絶対に声出しOKになった時に歌うだろうし、歌って欲しい。
7.口笛
イントロが聞こえた瞬間にため息が出てしまった。少し日が傾きかけた空に、なんて似合うメロディなんだろう。
「さあ、手をつないで僕らの現在が途切れないように」
この歌詞にどれだけの想いが込められてるんだろう?その演奏、その歌声、その全てで我々は生き返る(断言)
MC
桜井さん「めちゃくちゃ気持ちいです」
桜井さん「今日、父の日なんだって。お父さんいる?いつも、家族の為に日本の為に世界の為にいつもありがとうございます。あ、お父さんや旦那さんをお家に置いて来た人もいらっしゃいますよね?(会場笑)ですよね(笑)ちゃんと、フォローしといてくださいね。『Mr.Childrenがお父さんいつもありがとうと言ってましたよ』とお伝えください(会場笑)」
そんな話をしながら、サニーさんと田原さんと桜井さがセンターステージに移動。
桜井さん「少し、ロマンティックな曲を演奏しようと思います。30年以上も歴史のある、デビュー前から演奏していた曲です。僕がなんで座っているかと言うと、座っていた方が歌っていて感じが出ると思うからです。車の運転席に座っているような気持ちで(会場どよめき)この曲を歌います」(観客一同座り出す)
8.車の中でかくれてキスをしよう
MCの段階で何をやるかほぼ分かっていてもイントロがかかった瞬間にあちこちからため息が漏れてくるのが分かった。みんなマスクしてるのに…。30年以上前の曲って事は、桜井さんがこの曲を作ったのは10代って事か…。パネェ…な…。とぼんやり。少し太陽が傾いた時間帯の空が、また雰囲気を後押ししているようだった。
MC
桜井さん「では、この二人を呼びたいと思います。出てきてください」
ステージ中央の出入り口からJENさんとナカケー登場。なかなかにJENさんがゴリラ?原人?のような不可解な動きをしていて、桜井さんが「現代にタイムスリップしてきたんでしょうか?」と言っていたから桜井さん的には原人的なイメージだったのかな?ベースを持つナカケーをよそに木の実?を拾って食べるジェスチャーをするJENさん。
桜井さん「何食べてるの?もう良いですよ。早く来てください」
その言葉を合図に海辺を走るカップルの女性のような走り方(伝わりますか?)でセンターステージに移動してくるJENさん(笑)
9.Sing
イントロが始まった瞬間、『車の中で~』の時とはまた違うため息があちこちから聞こえる。届いていますよ。もう、ビッシビシに届いています。むしろ、私達の感動してる思いが届いていますか!?と、メンバーの胸倉をつかんで揺さぶって問いたいと思っているところで「君が見せる仕草、僕に向けられてるサイン。もう何一つ見落とさない。そんなこと、考えている」の歌詞。うん、大丈夫だ!きっと届いているはず!うん!……と、優しいメロディや歌詞に浸りながら思考回路はそんな感じで煩かったのまでは、届かなくていいけど…(笑)
10.タガタメ
今の情勢を考えるとこれは外さないと思っていた。自分は昔から「イジメ問題について話し合う時に、『自分の子供がイジメられたら』と言う話はするのに『自分の子供がイジメをしていたら』という話はあまりしない事が疑問」と思ってるんだけど、タガタメはちゃんと「加害者にもせず」「もし加害者になった時」と言う視点が入っていて、そこが凄く好き。この日、改めてその部分の歌詞が響いた。
11.Documentary film
叩きつけるようなメッセージ性を感じるタガタメから、自分の人生のピースを拾い上げるようなDocumentary film。感動とはまた違う思いと言うか、自分の心の見えない部分をツンツンされてるようなそんな気分
12.DANCING SHOES
Documentary filmよりも更に自分の心の見えない部分をズンズン突いてくるような曲が来るんかい!?真綿で首を絞めるようにミスチルさん、確実にこちらの精神を攻めてきてます。CDで聴いた時から「WALTZ」的なニオイを感じていたけど、映像演出の雰囲気がやはりそんな感じで(あー、予想通りライブで聴いたら心にダイレクトにクるわぁ…)と…。でも、出口の見えない洞窟の中にふっと差し込んだ光のような雰囲気は本当にたまらない。
13.LOVEはじめました
からの、LOVEはじめました。なんなの?もうなんなの?この流れ?最高すぎるんですけど。炎が噴き出す演出、あれだけ距離があるのに熱を感じるのが凄い。今回のアレンジは、上手く言えないけど色気が4~5割増しくらいになってる気がした。
「中田のインタビュー」は「長谷部のインタビュー」に変更。
14.フェイク
このボルテージが上がった様子をどう表現しようか?と思った時に「キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」しか出てこない自分の語彙力と表現力の無さと思考回路の古臭さに若干凹むが、ライブ中はそんな事はお構いなしに、飛んで跳ねて手拍子をしていた。
15.ニシエヒガシエ
フェイクの最中で「もう次に何が来ても大丈夫」と思っていた私~!息してる~?と言いたくなる流れである。勿論、脳天撃ち抜かれて死亡してたよ(笑)
16.Worlds end
「『自分の人生に主題歌をつけるとしたら?』と言う問いには被せ気味に『Worlds end!!!!!!!!』と答える!」と言う程度に大好きな曲である。イントロからの世界が外へ広がっていく感じが堪らない。
この会場を埋め尽くしてなお余りある人達から求められてる人が「そこに或る事で誰かが特別喜ぶでもない」なんて歌詞が思いつくよな…。と毎回思う(小並)
MC
桜井さん「ここまで沢山の曲を演奏してきました。イントロが流れるたび、色んな思い出を重ねて聴いていたんではないかと思います。これからやる曲も、皆さんの思い出や愛情を吸い取ってもっとおっきい曲になってくれたらと思います」
17.永遠
この曲は、この曲自体が一本の映画になっている。この曲を聴くたび、昔、誰かと映画館で見た映画を思い出しているような映像が頭の中で流れる(『桜のような僕の恋人』は未視聴、未読です)
18.others
じっくり聴かせる系ソングが続く。この曲を聴くとグラスの中の氷がカランとなる幻聴が聞こえるのは私だけだろうか?余談だが、レポを書いてて麒麟レモンサワーを飲みたくなってきたので、ちょっと取ってきます。
19.Tommrow never knows
言わずと知れた代表曲の内の一つなので会場は沸いたが、曲調としてはロックなアゲアゲナンバーの後の永遠→others→Tommrow never knowsなので、このまましっとりと終わっていく感じかと思いきや
20.光の射す方へ
再びアゲてきましたよ!?このお兄さんたち!!!聴こえないけど会場から「うおおおおお」って雄たけびが聞こえた気がしたよ。スポットライトやレーザーの演出が、日が落ちたスタジアムに映える。もしかして、この演出の為に日の入りの時間に合わせてこの曲持って来た!?って思った瞬間、鳥肌マシマシ。最後の「光の射す方へ」で花火が上がり会場大興奮。
21.fanfare
桜井さん「さあ、まだまだまだやらせて欲しいんだ」という煽りからの、「くや~んだって~♪」ハイハイハイ!キタキタキタ!!!二曲前の時点で(このまま、しっとりとした雰囲気で終わりかな)とか思ってしまってホントに自分、節穴ですんません状態である。
レポと関係ないけど、桜井さんが「まるで袋の鼠~」の部分を歌わなくなったのは何故?前述したとおり、自分は【 "SENSE" ~in the field~】でハマったクチで、fanfareのその部分はナオトが歌ってる映像の印象が強い訳なんだけど…。
22.エソラ
客席ジャンプジャンプ曲が続く。外出自粛による筋力の低下とデブによる荷重超過で若干、足は死んでいるのに魂は本能はまだ飛び跳ねろと言っている…。だって、桜井さんがこっち見てステージの上で飛び跳ねてるんだ。え?遠くて見えてるわけない?いやいや、絶対にこっちを指さしてたって!「後ろ‼後ろ~!!」って言ってるし!飛ばなくては…!と、痛いファン特有の思い込みにより飛び跳ねまくる。
MC
桜井さん「ホントにホントにどうもありがとう!こんなに集まってくれて!この景色をずっと思い描いてて、こうやってたくさんの人の笑顔や拍手をイメージしながら、この二年間過ごしてました。最後に、僕らの気持ちを託して握りしめていたこの曲を受け取ってください」
23.GIFT
ツアーが完走した今だから言える自慢ですが、福岡初日でこのGIFTの歌いだしの時に桜井さん「い~ちばんけれぇ~n…」って舌がもつれたような感じになって「ごめん!もっかいやらせて!」って歌いなおしたのが聴けたのは、マジ『当たり回』だったと思う。
メンバー退場。アンコール
スマホライト問題。私はスマホライトがダメと言うより「アンコールの拍手が小さくなるのがイヤ」です。声が出せない分、拍手でメンバーに「ライブめっちゃよかった!」「もっとやって欲しい!」って思いを届けたいから、スマホライトが増える毎に拍手が減っていくのが本気で哀しい。スマホを口に咥えて拍手してる人とかだったら、全然点けてくれて構わないと思ってる。シーンとした会場でライトだけついてるってお葬式かい!?って感じやん?なんなら、拍足でもいいよ。
と言う持論のもと、自分は手が腫れるくらいの拍手を贈りました。なので、桜井さんから「温かな拍手にお応えして」と言われたのは嬉しかった。
EN.
桜井さん「ここまでやってきた曲、できるだけ皆さんの要望に応えたいな。と思いました。人によっては『あれ?あの曲、まだやってない』って思った人もいるでしょ?いますよね?(会場笑)全ての要望には応えられませんが、次の曲がその『まだやってない曲』であったらいいなと思います」
24.HANABI
聴きたい曲がありすぎて、どれが来ても納得だし、どれが来ても『それじゃない』になるけど、桜井さんのMCからのこの曲は納得。そして、「もう一回、もう一回」な歌詞の曲をここに持ってくるニクさよ。
もう、全部流したと思った涙がまた溢れてくる。ああ、もうすぐライブが終わってしまうというタイミングで聴く「だけど素敵な明日を願っている」は、通常の3倍くらいこうかはばつぐんだ。
MC(メンバー紹介)
桜井さん「キーボード、そしてボーカル。もう長い事一緒に演奏を、そして僕のハーモニーパートを…僕が歌詞を間違えたらとっさにそれに合わせてくれ、僕の声の調子が悪い時は僕の分まで声を出して歌ってくれるメンバーです」
sunnyさん「ツアー完走、そして30周年おめでとうございます」
桜井さん「そして、ドラムス!じぇーーん!」
JENさん「やっっっと会えたね!待たせたね。僕らも待ったよ。
でね、いつもはお礼を言えない人たちにお礼を言わせてください」
JENさん「いつも、僕らが入ってくるこの入り口の所で、送り出して、そして迎えてくれるんです(´;ω;`)ホントに、僕ら、そのスタッフ達がいないと何もできません。(以下略)そして、あなたたち!お客さんがいないとなーーーんにもできないんです!」
桜井さん「ベース!中川敬輔!」
ナカケー「ライブ会場で皆様から頂けるエネルギーが、僕らが次に進む道を照らしてくれたり背中を押したりしてくれてます。そんなエネルギーを30年頂いて、本当にありがとうございます」
桜井さん「ギター!田原健一!」
田原さん「同じことを言います。なぜならば、やっぱり今日もそう思ったからです。皆さんの愛してくれた曲を演奏してたら、皆さんの想いや思い出が湖面……いや、海洋にキラキラ写ってました。本当にありがとうございます。これから、どれだけやっていけるか分からないけど、これからも皆様の生活に一歩でも近づける音を出せたらなと思っています。これからもよろしく」
田原さん「そしてね、たまには紹介させてください。ボーカル&ギター、その他すべて。桜井和寿!」
桜井さん「どうもありがとう。いよいよ、次が最後の曲です。今日が最後なので、一曲一曲歌い終えるたびに(ああ、この曲、もうしばらく歌わないんだ)って思いながら、でも、次会う時は、皆さん、マスクを外して叫んでください!『かっこいい!』とか(笑)皆さんの歌も聴きたいです」
桜井さん「次はまだ決まってないけど、その時までに僕らもレベルアップしておきたいと思います」
流石、30周年のツアーを『エントランス』と言っちゃう人達だよ!まだレベルアップするつもりだし、今をスタートと思ってるよ!と痛感したメッセージだ。
25.生きろ
これ以上でもこれ以下でもないシンプルなメッセージ。
今の情勢の中で生きている自分たちに向けられた、シンプルだけど力強いメッセージ。メンバーの、桜井さんの思いの丈が詰まっている感じがして胸がぎゅうって締め付けられた。寄り道しても良いし、立ち止まってもいいし、無様に逃げてもいい。ただ、生きていて欲しい。
最後、メンバーが中央、上手、下手、センターステージの順に客席へ挨拶をする。BGMは『優しい歌』のストリングスバージョン。相変わらずJENさんがチョけてて会場もそれに合わせて動く。
最後に中央で再びメンバー紹介。
桜井さん「僕ら4人がMr.Childrenで本当に良かった。キーボード、コーラスがsunnyさんで本当に良かった。JENが日本一のスタッフと言ってましたが、本当にこのスタッフと共にツアー回れて本当に幸せだと思う。そして何より、皆さんがMr.Childrenの音楽を聴いてくれるリスナーでありファンである事を本当に誇りに思います。また会いましょう!Mr.Childrenでした!」
え?こんなん言われて泣かないファンいる?いや、いるかも知れないけど、感覚として泣くやん?いや、泣くよね???むしろ「いや、それ(誇りに思う事)はこっちのセリフですから!!!」ってツッコむ所やんね?(←嬉しすぎて混乱している)ファンでいられる事が、こんなに嬉しく感じるなんて。って思いでライブを締め括ってくれて、なんてニクい人達だろう…。
感想。
桜井さんが好きな言葉を紹介した時に「今日と言う日は残った人生最初の日」と、ガクエムさんのLIFE IS A JOURNEYの歌詞的な事を言っていたけど、今回のツアータイトルがまさにそれで30年走り続けて来た自分たちの立ち位置を『入り口』って言っちゃうその心意気というかなんというか…そして、それは本気で言ってるんだな…と感じたセットリストだった。
しかも、それが一昔前の漫画とかでヨボヨボの老人が『わしゃ、まだまだ元気だわい!』と言うようなギャグというか虚勢的な物じゃなくて、多分、かなり本気で、本気と書いてマジと読む的な気合のようなものを持ってた。
そのくせ、自分たちが歩んできた道を見てないわけでもなく、確実に積み重ねて来たものを披露してくれた。そんなツアーだった。
物凄く良いものを見せて貰えた充足感と、既に次が欲しくなるロス感が同時に心の中に発生している。
とりあえず、次のライブの時は飛び跳ね曲が何曲続いてもついていけるように縄跳びでもしようと思った。