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【人類みなジンギスカン】に行ってきた


【人類みな麺類】

と聞くと「聞いたことがある」と言う人も多いだろう。
ラーメン好き界隈では連日行列の絶えない店であり、ミスチル好き界隈では店内にはミスチルの音楽と映像が流れ、内装もミスチルに溢れ、メニューもミスチルにちなんだ名前になっているラーメン屋だ。

そのラーメン屋を経営している会社【UNCHI株式会社】の社長が学生たちにインターンシップとして一からお店と作ると言う企画をし、それで誕生したのが【人類みな饂飩酒場】と【人類みなジンギスカン】との事。

オープンに伴いレセプションに参加できるという連絡が自分が参加しているUNCHI社長のオンラインサロンから届いた。
饂飩酒場の方は予定が合わなかったが、ジンギスカンの方はちょうど仕事の休みが重なったので申し込めた。
しかし、1/24~25に日本を襲った大雪の影響で北海道から肉が届かなかった事で自分が参加する予定だったレセプションが中止になってしまった…。
理由が理由なので仕方ないし、都度、新鮮な肉を仕入れているんだという証明にもなった。
期待値あがるやん。

実は私、ジンギスカンには潜在的に苦手意識がある。レセプションに申し込んでおいて何を言っているんだ?と思われるかもしれないが、初めて食べたジンギスカンがくっそまずかったのだ。臭みとクセしか感じない…羊肉とはそういうものだと言われ、ご飯とドリンクと野菜を使って無理やり流し込んだ経験が、私のジンギスカン初体験なわけだ。
その経験から『ジンギスカンは美味しくない。少なくとも私には合わない』というイメージがこびりついていたが、職場の先輩から

「新鮮なジンギスカンは美味しい!まずくないよ!」

とキャプ翼の大空翼の名台詞「ボールはともだち こわくないよ」ばりの言葉と共に連れて行って貰ったジンギスカン屋さんで食べたジンギスカンは、確かに美味しかった。そう、ジンギスカンは必ずしも不味い物ではないと分かった。血抜きの行程なのか鮮度なのか下処理なのか、とにかく美味しいものは美味しいのは確かだ。ただ、初体験の思い出と言うものはなかなか強烈で、なかなか【ジンギスカン=美味しい物】には書き換えられない。
とは言え、提供するものにこだわる(と、私は思っている)UNCHI株式会社が作ったジンギスカン屋さんだから、きっとお店の肉は美味しいと信じている。そう、そこは信じている。信じているからこそ、レセプションで美味しくラム肉を食べられることを期待していた私の口はすっかりジンギスカンなのだ。急なお預けをくらって口の周りに羊が踊っている……。
あまりの悔しさに勤務先の接骨院の患者さんに『すべらない話』とばかりに今回の雪のせいでジンギスカンお預けくらったという話をしているくらいだ。
寿司やら焼肉やら居酒屋なら、唐突なお預けをくらってもスーパーの総菜でなんとか慰められる。でも、ジンギスカンは違う。ここで適当な場所でラム肉を買ったところで下手すりゃ不味い思いしかしない可能性が高い。勿論、意外と美味しいラム肉が見つかって円満解決と言う可能性もなくはない。ただ、そのパターンに賭けるにはリスクが高い。きけんがあぶない。
この状態を解決させる方法はただ一つ、

オープンした店舗に赴いて美味しい(と思われる)ジンギスカンを食うしかねぇ…。

とは言え、私は店舗のある大阪の南方へ行くにはそこそこの電車賃もそこそこの時間もかかる場所に住んでいる。いざ、店舗に赴いて『本日満席です。別の日に出直してきやがり下さい』とか言われたら、哀しくて悲しくて震えて人類みな麺類で会員優先レーンから入ってサイドメニューとビールと替え玉二回頼んでしまうだろう。
なので、予約ができるなら予約しよう。そうしよう。
と、思って予約できる電話番号かサイトを探した。

ぐるなびでレセプションに参加した人のレポが出て来た。くっそ美味しそうである……あ、口のジンギスカンが更に主張してきた。でも、予約についての情報はない。
Twitterでも検索して見る。社長のツイートとレセプションに参加した人の美味しそうなツイートしか出てこない。口のジンギスカンが更に主張を始めて来た。
調べても予約に関する情報は出てこない。と言うわけでレセプション関係の問い合わせ先に予約についての問い合わせをしてみた。
そしたら、現時点では予約は受け付けていないとの回答が来た。

まじか……、確実に入れる確証もないままに行くにはちょっと賭けではあるが、まあ、入れなかった時は前述したとおり人麺に行けばいい。それよりも口のジンギスカンをはやく何とかしたい。
人麺好きの友人に声をかけて日程を合わせて、2/5に行く段取りをつけた。

そんな時に社長のこんなツイートを見つける。

2/3まで半額だと!?これは、乗っからねばならぬ!と思って友人に再度連絡。2/1に無事変更が出来た。

……と、言うわけで2/1に行ってきました【人類みなジンギスカン】

約2000文字の前置きがあったが、ここからが本題である。

仕事を終わらせて大阪の友人とお店の前で待ち合わせ。

店内は壁紙が火星の地表(?)になっていて、テーマが『火星で食べよう』だからこの内装か…と言う感じ

お客さんの入りは3割くらい。オープン直後の半額セール中なのに少ない印象……(逆に少ないからこその半額セールなのかな?と思ったり…)
入店時に『料理の提供が遅くなる』と言われた。料理の性質上遅いのか、システムが構築されてないとかスタッフのレベル的に遅いのかは分からないけど、まあ、提供が多少遅い程度は良いだろう。とりあえず、口がジンギスカンを求めてる。


メニューはこんな感じ。
3人で来ていたが、セットを一人前頼んで「様子を見ながら単品を追加していこう」という感じになった。
単品で頼んだのは、生ラムショルダー、生ラムモモ、玉ねぎ、しめじ2種盛り、白ご飯。後はドリンクをそれぞれのタイミングで…。

友人は車で来ていたのでソフトドリンク。私と姉はアルコールでオリジナルクラフトビールをコンプした


結論から言うと、自分が期待していた通り、ラム肉は臭みが全然なく美味しかった。クラフトビールも個性があり楽しめた。
飲食店でのバイト経験がある身としては物申したい部分はいくつもあったが『学生たちが頑張って作ったばかりのお店』という事と半額だったという事で目を瞑れた(まあ、アンケートとか求められたらめっちゃ長文送れるくらいの事が目に付いたけどw特に品切れの肉の案内が無くて、コースの肉の品を案内も相談もなしにしれっと別の肉にするのはどうかと思ったが…(;'∀'))
提供が遅い点に関しては、こちらが先にそれを考慮して全部注文しておけば気にならないかもしれないし、スタッフ達もやる気がないとか愛想がないとかではなく一生懸命やってるんだろうなという事は伝わっては来てた。
ただ、ぶっちゃけた正直な気持ちを言うと1か月か2ヶ月後にもう一度来て全然変わってなかったら、多分その次はないかな?という感じではあった(笑)

社長の投稿を見るに、日々課題を改善していくようにするらしいので、若者の成長を見守る気持ちと美味しいラム肉を食べる目的で行くのは全然ありだと思う。

いじょ

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