「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展で、
一番印象にのこった場所がここ。
『土・洋服と記憶』
このテーマの説明にこう書いてありました。
ここに展示されている1着1着に、
持ち主の想い出がぎゅっとつまっています。
長い時間をかけて、繕いながらお気に入りの服を思い出と共に着る。
そんな贅沢な時間を
この空間で共有できることは貴重な体験でした。
その中で、私のこころが一番動いたエピソードはこの洋服でした。
父と娘のストーリーは、自分自身に重ねてしまうせいか、心が動きます。
この場所に来たそれぞれの人が、自分の記憶と重なる部分を見つけ
その服の前で長い時間をすごすのだろうな、と想像しました。
モノと記憶のストーリー。
わたしにもあるかもしれないと探しながら
過去から記憶をさかのぼる、今日この頃です。