味覚と灯り|和蝋燭の灯りの中で日本茶を煎れる、自分を労わる時間(前編)
新月の日に届く和蝋燭の定期便 灯火日和
12月の味覚と灯り、美味しいあれこれ
日本茶 櫻井焙茶研究所(東京)
手間のかかることの中に、実は自分を労わる時間を見つけることができる。
−–−–お茶の時間で得られるものはなんでしょうか。
「日本茶を飲むことがないと言われることがありますが、日本茶が嫌いだから飲むことがないのではなく、日本茶を煎れる時間がないんですよね。時間がないからお茶が飲めないのはもったいないです。お茶はもともと薬ですから。自分を大切にする時間を得ることがで