ポポーの種まき実験
ポポーという果物がある。
種苗会社のカタログに載っているので、名前は知っていた。
その後、珍しい食材を調理したり食べたりするのが好きな友達に、ポポーはめちゃめちゃ美味しい!と教えられた。
そして、その彼に薦められてポポーを買って食べた別の友達によると、マンゴーに似ていて、マンゴーよりも美味しいそうだ。
食べた彼女が、食べたポポーの種を取っておいて分けてくれた。なんと20こも入っていた。
実験その1:冬まきと春まき
種の半分10こを、1月18日に種まきした。
ポポーの種は、大きくて平べったくてヘソがある。お正月の黒豆のようというか、黒い空豆のよう。
種の発芽に必要なのは、水切れさせないことと、冬の寒さにあてること、のよう。
濡れたキッチンペーパーなどで包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫で保管して、4月~5月に種まきして、発芽は6月らしい。
友達から種を分けてもらった時も、その状態だった。
もらった種をまじまじ見ていて、ふと思った。
冬の寒さが必要なら、今、外に出すのが一番では?
冷蔵庫の中は、ずっと同じ気温で湿度。
自然界では、朝方の氷点下から昼間に暖かくなったりもするし、晴れ間が続けば雨雪も降る。
私は、身体を弱くしてから、気温や気圧の変動に過敏になった。
特に春先の三寒四温から木の芽時には、身体の内側から激しく揺さぶられて、ジェットコースターに乗っているかのよう。台風接近時も同じ。
種は、休眠ホルモンが時間経過と共に減っていった所に、催芽ホルモンが水や温度などの刺激で増えることで、発芽する。
種にしてみれば、ホルモンバランスが変動して、激しく揺さぶられるように目を覚ますのだろうか。
そんな感覚があって、一般には春に種まきと書かれていたのを、あえて1月にまいてみた。
三寒四温も木の芽時も、屋外で経験してもらう。
この方法だと、種まきから発芽まで約半年かかる。水切れさせないように気を付けないと。
発芽までの管理や、特に水切れリスクの回避を思えば、冷蔵庫で保管して春にまいた方が、断然効率がいい。
万一水切れさせた場合の保険として、そして比較対象として、残りの種10こは冷蔵庫で保管してある。これは春にまく。
冬まきと春まき、発芽や成長に違いがあるだろうか。
【予想】冬まき>春まき
実験その2:種の置き方
実験をもう一つ。
まく時に、種の置き方を変えてみた。
空豆の種まきでは、ヘソ(おはぐろ)を下にして植え込む。
ポポーの種にもヘソがある。空豆のようにした方がいいのだろうか。
10この種を3種類に分けた。
左手:A群(黒)→種を横に置いて土をかぶせる。※空豆の種まきを知らなければ、普通こうしてまくのでは。
中央:B群(赤)→空豆と同じまき方で、種を縦にしてヘソを下にする。
右手:C群(青)→種を縦にして、ヘソを上にする。
発芽に差はないかもしれない。
もし差があったとしても、種まき方法ではなく個体差かもしれない。
【予想】B群>A群>C群
さてさて、どうなるやら。
万が一、20こ全部が発芽した後のことは、今は考えない。
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