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ゴミと目が合うと逃げられない

スタバの床にストローの袋やレシートが落ちてるのを見つけると、だいたいいつも拾って捨ててる。

「えらいえらい」と思われるかもしれないけど、美化意識が高いとか徳を積んでるとかじゃなくて、ゴミを見つけると無視しちゃいけない気持ちになるから拾ってる。

こっち側がゴミを見てるということは、ゴミ側もこっちを見てるということ。一度目があった時点で拾わないとなんかダメなのではないかという気持ちになってしまう。

そのゴミを落としたのは自分ではないので、拾わなくても人としてはプラマイ0。拾うとプラスになるはず。にも関わらず、なんか見て見ぬ振りをすると罪悪感が生まれてしまう。いつからそう思うようになったのかは覚えてないけど、いつの間にかゴミの視線が気になるようになってた。

さすがに無視したからといって、夜中の枕元にそのゴミが立ってるとまで思うことはないけど、どうしても無視ができないので拾って捨てる。捨てると心が一気に軽く、晴れる。だからゴミを捨てるのは全部自分のため。

人の目線が気になるのはよくあることだろうけど、ゴミの目線が気になるのはなんでなのだろうか。彼らはただただ落ちてるだけで、こっちを見てるわけじゃないはず。むしろ、ゴミ箱にたどり着いてしまったらいずれ燃やされてしまうわけで。ゴミ側からすれば落ちたまま、なんとか拾われずに外の世界に逃げ出したいのかもしれない。となると、ゴミはきっと落ちてることがバレないようになんとか目線を逸らしている。、ま、

良かれと思ってゴミを捨ててたけど(人間世界からすればそれは間違いないはず)ゴミからすれば拾って捨てられるのは絶望的な行動だったのかもしれない。そう考えると、今まで捨ててきたゴミからは恨まれているはず。

恨みを返されるとめちゃくちゃ怖い。燃えればさすがに帰ってこれないはずだから、これからもゴミは捨てよう。


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