公園で寝る。

1年前の初開催を経て、今年で2回目となる会がある。

代々木公園で友人達と一晩明かすという企画である。
去年の開催理由はよくわからないが、今年は明確だった。どこかで泊まりがけで会うということが難しいこのご時世、自分たちに残された唯一の選択肢は公園しかなかった。じゃあ去年もやったしということで公園で一晩を明かそうとなった。というのもメンバーは普段は結構各地にバラバラでオンライン以外で会うのが難しいのだけど、たまたまみんなで東京で集まれるという機会があり、じゃあ会って話そうということでこの会が開催された。

この時期にこの暑さで死ぬんじゃないか?と危惧していたけど予想に反して夜の公園はかなり涼しかった。とはいえ、湿度が半端ではないので少し動いただけで汗が吹き出した。

正直そこで何を話したのかはあんまり覚えていないけど、皆と話してる間ずっと考えてたことがある。
「自分たち、というか自分はいつまでこういうことができる人間なのだろう?」ということ。
おそらく時間的には今が1番自由な時期。これから金銭的に自由になるにつれてこういうことに割ける時間はだんだんと少なくなっていく気がする。

金銭的に余裕になればホテルやキャンプ場で宿泊しようという流れになると思う。公園で野宿なんて快適とは程遠いからだ。

そんなことを考えていたら、大人になるってなんだかなぁと思ってしまった。快適を金で買って楽しむような大人になるのだろうか?確かに快適なのは心地がいいし、自分も大好きだ。でも、快適ではないところには快適な時のそれとは全然違う楽しさがある。
それを味わえないようになってしまう、それはなんとも哀しいことな気がした代々木公園での夜更かしであった。

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