シンポジウムにいってみて

昨日は予定がたくさんあった
朝から打ち合わせ
打ち合わせ後、息子と公園に
午後からはシンポジウムに参加

昨年くらいから佐賀の偉人や歴史上の人物に関心が高まっている
今回のシンポジウムは、「江藤新平の”人権思想”ーその根源を探る」というテーマだった

佐賀出身でありながら佐賀の偉人についてほとんど知らなかった。幕末、明治から大正にかけて、著名な人物がたくさん佐賀から輩出されている

当時の時代背景と、何を考えたのか、そんな思いを巡らせることは楽しい
ふりかえると学生のころはそんなに歴史って好きではなかった
どちらかといえば地理が好きだった
いろんなところに行きたい 空想で旅をしたりするのが好きだったのかもしれない
歴史も当時に思いを馳せることができたのかもしれないが 
歴史的な事実をたくさん並べている印象ばかりだった 
歴史の面白さに当時は気づくことができなかった
大きな時代の流れだったり 世界と日本など 捉えることができなかった
学生のころいんそこまで考えることができていれば 面白かったんだろうな
そうか、歴史と現在のつながりを感じることができなかったんだろうな
歴史も今もひと続きな部分がある
単なる教科書の中の世界としてしか考えていなかったのかもしれない

話がそれてしまった
幕末・明治維新の当時には、まだ”人権”という考えがなかったのか
江頭新平は「人権の父」と呼ばれていることを今回初めて知った
知らないことばかりだった
島義勇がポケットマネーでアイヌ民族の人たちを助けていたら、お金がなくなったので大隈重信に給料の前借りをお願いしていたこと
佐野常民が医学を学んだ際の、医師としての倫理観、「仁術」がのちの博愛社設立に影響したのではないか
副島種臣のマリア・ルス号事件での奴隷解放で命を大切にする姿勢「仁義」
大木喬任は社会福祉や幸福を唱えていたこと
大隈重信は国民の政治意識や日本語教育に注目したこと

過去の偉人について、そんな見方があるのかと面白い話ばかりだった

弘道館や蘭学寮の教育に関して、あまり知らなかったが、鍋島直正や枝吉神陽、佐賀の風土というものがあらためて貴重なものだと感じた。
歴史的な事実って 重みがあるんだよな
重層的でそういう知識をしって その土地をみると 輝いてみえる

内容がむずかしく ご高齢なかたがシンポジウムの参加者が多かった
中学生のころは 新撰組のドラマが人気だったが最近はどうなんだろうか
若い人でも なにかきっかけがあれば のめり込むんだろうな

なんだかおもしろい時間だったな
さてこの知識をどういかしていくか
思想や考えに関して 気軽に話しあう場があっていいんだろうな
そんな場所や機会につながっていくのか

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