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高電圧オペアンプによるAB級アンプの試作
LTC6090とLT1166によるAB級アンプを試作しました。
LTC6090のデータシートにある回路を参考にしていますが、赤枠で囲んだダイオードクリップ回路(保護回路)は、容量漏れで歪んでしまうため除去しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712987199822-VCj9Hs2gAT.png?width=1200)
最終的な回路図はこんな感じです。差動増幅回路(LTC6090), 定電流回路(2N5401, 2N5551), トランスリニアバイアス(LT1166), ダーリントンドライバ(TTC004B, TTA004B)と準コンプリメンタリ(IRF200B211)の構成にしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1712987531707-oUCaXfbzb5.png?width=1200)
パワーアンプの仕様としては、Av=22, fc(-3dB)=45KHzとしています。LTC6090の電源(+-48V)は0.1uF C0G 50Vでバイパスしています。33Ωの抵抗を入れてフィードスルー(fc(33Ω, 0.1uF)=48kHz)するのもよいかもしれませんが、シミュレーションではノイズフロアが上がるようなので、ショート(0Ω)としています。
出力オフセット電圧は0.1mV, 0.4mVとなって、極めて小さいです。電源レールが+-48Vだけなので、部品点数も少なく簡単に制作できました。
音の方は極めて自然でよい感じです。
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