I

夏の夜更けに

言葉や行動が与える影響の大きさを
君のコロコロ変わる感情や行動に
今僕は何を思うのだろうか

まだ夏も始まっていないのに
暑さに浮かされてできた僕らは
それに抗うように冷やした

わかっていたはずだった
だけどできてなかった
だけどできなかった
いつもそうだった

僕の化身が今を崩して
僕と半身を外していくようで

短い熱と冷却
長いはずの半身との生きを
躯から引き剥がす

化身はその名の通り
化身なのだから変わりうる

半身はその名の通り
半身なのだから代わりは無い

夏の夜長に
キミに伝えたいけど
伝えられなくて

半身はむずかしい
代わりのないものだから
イヤでもスキでも
伝えようにも受け取ろうにも

近すぎて近すぎて
なにもかも嫌になって
それが届いてしまって
あれが届いてきてしまった

日が明ければ伝わるかな
キミに
ボクに
愛あれ
幸あれ