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ヒトとヒトとの距離感を大切に生きていきたいと思った日

自己紹介が苦手だ。
自分の仕事や肩書を言わずに済むのなら言わないでおきたい。

会社員時代だったときは、
「どこそこの会社に勤めてます。」と言って自己紹介をしていた。

今は、・・・・・・・・士、
いわゆるサムライ業の中のどれかの仕事をしている。
世間一般では、肩書があることになっている職業だけれど、
自己紹介の時にどうしても言いたくない。

できることなら、
「その辺に転がっている誰にでもできる仕事をしております」
と言って逃げたい。

プライベートではじめて会う人には、
職業は言わないようにしている。
だんだん仲良くなってきて、
この人なら話してもいいかなと思ったとき、
職業を言うようにしている。

なんでこうなったんだろう?
開業したてのときは、こうじゃなかった。
自分の職業を自己紹介で言っていた。

でも、だんだん言いたくなくなって、
言わないようにした。

なぜ、言わないようにしたのか?
それは、利用されたときの記憶があるから。
プライベートで知り合いになって親しくなってくると、
お互いに気軽さが生まれてしまう。
この気軽さがやっかいだ。

ある日、プライベートで親しくなったヒトがいた。
LINEを交換し、親しくしていたけれど、
いつの間にか彼女は、気軽に仕事の相談をするようになってきた。
はじめは、一般的な回答で対応していた。(無料相談はここまでという線引のところまで)
でも、彼女は、だんだんエスカレートして、
無料相談以上の回答を求めてくるようになった。

正直、もううんざりだった。
サムライ業の大きなウエイトを占めているのは相談業務だ。
相談業務に時間を割き、調査し方針を決め、業務に入っていく。
相談業務は、聞くことが大半で、この手の聞くという作業は、
話すという作業より、エネルギーが消費される。

そのことを知っている親しい友人や仕事上の付き合いの人達は、
ある一定のところまで相談し、後は依頼をしてくれる。
こういう距離感(仕事とプライベートの線引き)をとれる人達には、
自分の職業を紹介してもいい。
だけど、「親しい」「気軽に」ということを利用し、
距離感(仕事とプライベートの線引き)のとれないヒトには、
もう自分の職業は言わないでおこうと決めた。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
                            クマさん拝


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