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ソウルメイト

自分が死んだ夢を見た。
だんだん呼吸が浅くなっていき、
間もなく心臓が止まる瞬間のような感じの夢。

自分が死んだ夢を見たことがとても怖くて、
不吉なもののような気がして、
誰にも話すことができなかった。

ある時、夢の話とか宇宙の話とか目に見えないものの話とか
そういう不思議なことを話すのが得意な人を
友人から紹介してもらった。
ここでは、YUさんと呼んでおこう。

YUさんに自分が死んだ夢を見たことを話した。
自分が死んだ夢の内容と見た日付、
そして、自分が死んだ夢を見た日と
ある動物園のツキノワグマが死んでいた日が一緒だったこと。
そのツキノワグマは、ハヤテ君といって
大好きでよく会いに動物園に通っていたこと。

そんなとりとめのない話を
うんうんとうなずきながら聞いてくれたYUさんが、
ぽつりと「ハヤテ君とクマさんはソウルメイトなんじゃないかな」と言った。
それからYUさんはソウルメイトの話をしてくれて、
私がハヤテ君が大好きだったことを聞いてくれた。

そして、
「自分が死ぬ夢というのは怖い不吉なことを意味するのじゃなくて、
生まれ変わるという意味があるんだよ」と話してくれた。

その瞬間、なんだか温かい気持ちになって
ホッとしたことを今でも思い出す。

どーでもいい情報だけど、冒頭の写真がツキノワグマのハヤテ君。

写真のハヤテ君を眺めるとき「ソウルメイト」とつぶやく。

最後まで読んでくださりありがとうございます。                           

                                 拝

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